やっかいな脚カバーの接着、最終手段は「チカラワザ」です
脚扉の接着は個人的に最大の難関じゃないかと思います。
それは絶対的に合わないからです。
メーカーさんは飛行状態で製作されることを想定していません。
昔は飛行状態用の脚カバーもパーツで付属していましたが、いつの間にか付属しなくなっていました。
とにかくパーツが絶望的に合いません。大きかったり、小さくて隙間がすっごく空いたりと…。
●パーツが大きい場合はカットして擦り合わせ
パーツが大きい場合は、少しずつ削ってすり合わせしていきましょう。
●パーツが小さい場合は、ゼリー状の瞬間接着剤で隙間ごとがっちりと接着
パーツが小さかったり、形が合わなかったりする場合の隙間はゼリー状の瞬間接着剤で埋めてしまいます。
●裏打ちで強度アップを
脚カバーは接着面が少ないので、タイヤ格納部をカットして裏からもゼリー状の瞬間接着剤で固めてしまいます。
●消えたモールドスジ彫りで復活
脚カバーを接着後は、ペーパーでツライチにしてからスジ彫りでモールドを復活させます。
●エアブレーキも忘れずに接着
脚カバーと同様にエアブレーキも忘れずに接着します。
隙間は瞬間接着剤で埋めてしまいます
パーツが大きい場合はカットして擦り合わせていきますが、パーツが小さい場合は、ゼリー状の瞬間接着剤で隙間ごとがっちりと埋めて接着します。
プラモ用の高価な瞬間接着剤は使わなくてOK、100均ので十分です。

お財布に余裕があれば「WAVEさんの黒い瞬間接着剤」のような瞬間接着剤系パテが便利です。
パテをのようにひけの心配もなく、乾燥後はスジ彫りもできます。
難点は固くなりすぎるので、完全硬化前に余分な「はみ出し」はデザインナイフやカッターで切り取っておいたほうがいいです。
細かい整形はペーパーで仕上げればOKです。



瞬間接着剤は、厚く盛り付けると乾燥に時間がかかります。すぐに作業をしたい場合は「瞬間硬化スプレー」を使います。私はいつも2~3日放置して自然乾燥させます。
スジ彫りに備えて、裏打ちで強度をアップします!




脚カバーは接着面が少ないです。
タイヤの格納部分はニッパーなどでカットして、裏からもゼリー状の瞬間接着剤でがっちりと固めます。
これで強度も厚みも稼げて、スジ彫りやペーパーがけにも耐えられます。
消えたモールド!面倒なスジ彫りはスルーもありです
あとはペーパーで削ってツライチにしてからスジ彫りします。
スジボリが難しい場合は、特にしなくても個人的にはいいかと思います。



特に小スケールの小型機は、なくても十分見栄えがします。
翼下に兵装をたくさんぶら下げる場合はあまり目立ちません。
スジ彫りする場合は脚カバーの境目より、ほんのちょっとずらして接合部分ではなく、プラ部分を彫ったほうがやりやすいです。
瞬間接着剤が乾いた部分はかなり硬いので、線がよれよれしやすいです。
せっかく接着した脚カバーがスジボリのせいで取れてしまうこともあります。
これらを避けるためにスジ彫りラインをずらします。
このあたりは忠実に再現される方には納得いかないかもしれませんが、雰囲気重視とゆうことで。
●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!


F-4ファントムの場合


こちらは合いの良い個体でしたので、裏打ちせずに脚カバーを接着しました。
小さな隙間には瞬間接着剤をパテ代わりに流し込み、段差はポリエステルパテで埋めて調整しています。
FA-18Fスーパーホーネットの場合






こちらの機体も比較的合いが良かったので、裏打ち無しで脚カバーを接着しています。
小さな隙間と段差は瞬間接着剤をパテ代わりにして埋めています。
乾燥後にペーパーでならしてから、ガイドテープを使ってスジ彫りをしています。
脚カバーの接着部分にスジ彫りをすると貫通してしまうので、ラインを少しずらして彫ります。
●デスクトップモデル!飛行状態で製作してみませんか【まとめ】


●簡単でシンプル!飛行機プラモのディスプレイスタンド製作【まとめ】


エアブレーキも同様に接着します
脚カバーと同じように閉じなければいけないのはエアブレーキですね。
こちらも脚カバーと同様に接着してスジ彫りします。
ここは機体によって位置がまちまちなので、ちょっと大変だったりします。
意外にピッタリパーツが合う場合が脚カバーより多いです。
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