水性ホビーカラーでもきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し

水性ホビーカラーの光沢クリアーを使ってもラッカー塗料と同じように研ぎ出しができます。缶スプレー塗装でもエアブラシ塗装でもきれいな光沢仕上げができます。

目次

水性ホビーカラー(光沢クリアー)を使って研ぎ出し

クレオスの水性ホビーカラーを使っても、ラッカーのクリアーと同じようにきれいな研ぎ出しができます。

ラッカーのクリアーと水性ホビーカラーの特性には少し違いがありますので、以下の3点に気をつけて研ぎ出しを行ないます。

基本的にはラッカークリアーを使った研ぎ出しと同じ手順ですすめます。

ラッカーのクリアーとの大きな違い
・ラッカーより塗膜が柔らかい
・ラッカーより塗料の食いつきが弱い
・ラッカーより乾燥が遅い

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法2

研ぎ出しの手順はラッカーと同じ

研ぎ出しの手順はラッカー塗料と同じです。

水性ホビーカラーはラッカー塗料より乾燥が遅いので、完全乾燥を待ってから研ぎ出しをすすめます。

<研ぎ出しの手順と流れ>
1.クリアー塗装
2.ペーパーで水研ぎ
 ●4000番→6000番→8000番→10000番
3.セラミックコンパウンドで磨く
4.コーティングポリマーでツヤ出し

水性ホビーカラーでクリアー塗装

「クレオス水性ホビーカラーの光沢クリアー」で塗装していきます。

研ぎ出しをするためにクリアー層の塗膜を作っていきます。

角やコーナー部分はクリアー層が薄くなりがちなので、意識して塗装していきます。

富太郎

ラッカー塗料と違いデカールを溶かす心配があまりありません。有機溶剤が全く含まれていないわけではないので、ちょっとだけ気をつけます。

エアブラシでも缶スプレーでもOKです。

缶スプレーの塗料は濃いので、厚吹きにならないように注意します。

厚吹きになると乾燥にとても時間がかかります。

ペーパーで水研ぎ

クリアー層の厚みにもよりますが、水性ホビーカラーはラッカー塗料より塗膜が柔らかいので、エアブラシでクリアー塗装した場合は4000番からペーパーで研ぎ出ししていきます。

缶スプレーでクリアーを塗装した場合は2000番を軽くかけて、ある程度表面を均してから4000番へ移行すると良いと思います。

4000番→6000番→8000番→10000番と水研ぎしていきます。

10000番までペーパーをかけると、かなり光沢が出てきます。

ペーパーはどこのメーカーでも良いと思いますが、私は「ゴッドハンドの神ヤス」を使っています。

パネルラインに入った削りカスは歯ブラシを使って取り除きます。
水をつけると取り出しやすいです。

●飛行機プラモをピッカピッカの光沢仕上げに!デスクトップモデル仕様にしてみませんか

ハセガワセラミックコンパウンドで磨く

10000番まで水研ぎした後は「ハセガワセラミックコンパウンド」で磨きます。

コンパウンドは一度にたくさんつけずに、少量ずつ使って磨いていきます。

多くつけすぎるとパネルラインに入り込んでしまうので注意します。

セラミックコンパウンドでなくてもOKです。

タミヤコンパウンドや他の液体コンパウンドでも問題なく磨けます。

タミヤコンパウンドなら仕上げ目を使うと良いです。

クレオスMr.コンパウンドなら極細を使うと良いと思います。

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ハセガワコーティングポリマーでツヤ出し

仕上げにハセガワコーティングポリマーを塗布してツヤを出します。

ポリマーコーティング以外でも模型用ワックスならOKです。

タミヤから模型用のモデリングワックスが発売されています。

クレオスからもMr.クリアーコーティングなるコーティング剤が発売されています。

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模型・プラモデル用ではありませんが、「プレミアムダイアコート」なるガラスコーティング剤も最近出てきました。

溶剤が入っていない1液タイプなので、プラモデルにも使用OKのようです。

購入してみたので、いずれ試してみたいと思っています。

研ぎ出し作業の注意点

研ぎ出しはクリアーが完全乾燥してから

完全乾燥してないと作業中に指紋がついてしまうので注意です。

乾燥していないと塗面も弱いので、完全乾燥を待って研ぎ出ししましょう。

指紋がついてしまったら(乾燥していなかったら)、乾燥を待ってから研ぎ出しします。

ペーパーのかけすぎに注意

ペーパーをかけすぎると、当然クリアー層も塗装も削って下地が出てしまいます。

下地が出てしますと、きれいにリカバリーするのはかなり面倒です。

下地が出てしまったら、筆塗りタッチアップでごまかします。

また、上からそれらしいデカールを貼ってごまかす方法もあります。

美しい光沢グロス仕上げを目指しましょう

光沢仕上げでの完成は手間と時間がかかります。

焦らず急がず、じっくり仕上げていきましょう。

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