飛行機プラモをピッカピッカの光沢仕上げに!デスクトップモデル仕様にしてみませんか

カーモデルのようなピカピカの光沢仕上げのグロス塗装にしてみませんか。ヨーロッパの記念塗装機やアメリカ海軍の派手なハイビジCAG機がグッっと引き立ちます。

目次

塗装はべた塗りでOK!難しいテクニックはいりません

デスクトップモデル風にピッカピッカの光沢仕上げはいかがでしょうか。

塗装はべた塗りでOKです。

飛行機モデラーさんは、リアルで実感のある塗装を目指す方々が多いです。

経年劣化による退色表現や、オイル汚れ、タッチアップの再現などなど。そんな高度なテクニックや技術は全然必要ありません。

塗装の下地作りはしっかりと丁寧に!仕上がりにかなり影響します

塗装の下地作りはしっかりと丁寧にしましょう!仕上がりにかなり影響してきます。

塗装前の下地作り

1.ひけ・キズのパテ埋め
2.サーフェイサー塗り
3.キズチェック

上記の繰り返しで均一な塗装面を作ります。

地味な作業の繰り返しで飽きてきますが、頑張りましょう。

でも、ある程度での妥協も必要です。

あまりにこだわりすぎると先に進めず、完成までたどり着けなくなります。

サーフェイサーは、エアブラシでの塗装でなくても大丈夫です。

僕はお手軽な缶スプレーでいつも塗っています。

要は塗装前の下地がきれいに均一になればOKです。

塗装はムラなく均一になるように

塗装はエアブラシを使ってムラなく均一になるように塗ります。

缶スプレーでも大丈夫です。

筆塗りでもOKですが、その場合は塗りムラを消すのにペーパーがけが必須です。

パネルラインに墨入れ!メリハリがでます

「タミヤスミ入れ塗料ブラック」または「Mr.ウェザリングカラーマルチブラック」がおすすめです。

私はタミヤのスミ入れ塗料ブラックをメインで使っています。

どちらを使うかは好みだと思いますが、Mr.ウェザリングカラーは乾燥するとうすめ液を使っても落ちにくくなります。

タミヤスミ入れ塗料は乾燥後でも、うすめ液で落とすことができます。

シルバリングに注意!デカール貼りは完全密着を目指しましょう

デカールはシルバリングに気をつけて貼ります。

特にパネルラインにまたがる部分は、浮きやすいので完全に密着するように貼ります。

飛行機プラモは、曲線部分になっているところが多かったり、大量のコーションデカールがあったりとめげそうになりますが、根気よく貼っていきます。

デカール軟化剤やデカール糊が各メーカーさんから発売されていますので上手に使ってください。

私は、「クレオスのマークセッター」をよく使っています。

デカール軟化剤の「マークソフター」は、よほど硬いデカールの場合しか使用しません。

デカールがシナシナになってしまいます。

クレオス マークソフター(左)とマックセッター(右)

●意外と難しいデカール貼り、一般的な貼り方

●きれいな発色と豊富なマーキング!別売りデカールを使って飛行機プラモ製作

研ぎ出しに備えてのクリアー塗装

ピッカピッカの光沢仕上を目指すには、ここからが本題です。

飛行機プラモというよりは、カーモデルの塗装方法に近いかもしれません。

研ぎ出しに備えて全体にクリアー塗装していきます。

研ぎ出しについて

塗装表面とデカールの段差をなくして平滑にして、鏡面といわれるような艶をだしてピッカピカのツルツルにする作業です。

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法2

砂吹き塗装

まずは砂吹きです。缶スプレーを通常塗装をする時より離して、軽く吹きます。

ふわっと塗料の飛沫だけを乗せるように吹きます。

ちょっとだけ吹くのを繰り返す感じで。

プシュッ、プシュッ、プシュッ、と短く軽くクリアーをのせていきます。

デカールを傷めないように少しずつ塗っていきます。

全体にクリアーがのったら、乾燥させます。

この時、デカールが痛んでいないかをチックします。

本吹き塗装

砂吹きが完全に乾燥し、デカールに痛みがないのを確認して本吹きです。

あとは普通に缶スプレーで塗っていきます。

一度に厚塗りせずに、塗りと乾燥を繰り返してクリアーの被膜を作っていきます。

私は1/48のF-4戦闘機で缶スプレーを1.5缶~2缶使います。

時間をかけてしっかり乾燥

十分にクリアー層を作ったら、しっかり乾燥させます。

私は2週間~4週間ほど放置して乾燥させています。

乾燥が不完全だと、研ぎ出し後に徐々につやがなくなり、ひけてきますので気長に乾燥させます。

表面は乾燥していても、中の方は完全に乾燥していない場合があるのでしっかり乾燥させます。

クリアー塗装後
クリアー塗装後

ペーパーがけで塗装面を平滑にします

私はいつも1000番からペーパーがけします。

塗装のツヤが落ちて白っぽくなりますが、気にせずペーパーがけしていきます。

私は「GodHandの神ヤス」を使っています。

これに水をつけてペーパーがけしています。

水をつけながらですと、削りカスでの目詰まりもなく、熱を持つこともなくガシガシ削っていけます。

丁寧に作業する方は、ここから番手を上げて更にペーパーがけしていきます

本来は番手を徐々にペーパーの番手を上げて、ペーパーがけの跡がわからなくなるまでペーパー掛けをするのがいいと思います。(1000番以上から)

でも、私は1000番をかけ終わった段階で疲れてしまうのでここで終わりにしています。

缶スプレーで塗装したクリアーの凸凹がなくなるまでペーパーがけします。

パネルラインに残っている削りカスをきれいに取り除くのを忘れずに。

私はつまようじの先を細く削って使っています。

パネルラインを軽くなぞって、たまっている削りカスを取り除きます。

ペーパーかけ後
ペーパーかけ後

コンパウンドをつかって磨きます

私はその前にエアブラシで薄くクリアーを塗装します。ペーパーがけを1000番でやめているので、ペーパーキズを軽く埋める目的でやっています。

コンパウンドは「タミヤの細目」から始めて「仕上げ目」までかけます。

本来もっと目の粗いものから始めて、徐々に目を細かくしていくのがいいかと思いますが、何種類もそろえるのも面倒なので私はこの2本でやっています。

コンパウンド用の専用クロスなども販売されていますが、私は着古したTシャツを使っています。

手磨きでの作業ですが、予算に余裕のある方はリューターを使うと早くて楽です。

ペーパーがけも、コンパウンドがけも根気勝負なので一気にやろうとせずに気長にのんびりが、精神衛生上も良いかと思います。

ピカピカになったら模型用のワックスを塗って完了です。

●デスクトップモデル!飛行状態で製作してみませんか【まとめ】

●簡単でシンプル!飛行機プラモのディスプレイスタンド製作【まとめ】

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