ファレホ モデルエアーでエアブラシ塗装(ベタ塗り)

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ファレホ モデルエアーでエアブラシ塗装

長年使ってきたラッカー塗料でアレルギーが出てしまい、有機溶剤が含まれない水性塗料のファレホを使い始めました。

ラッカー系(Mr.カラー)塗料とは全く違う使用感でかなり戸惑いました。

それでもファレホでの塗装に少し慣れてきたので、使用感などをまとめてみました。

富太郎

慣れてくると問題なく使えてますが、まだラッカー塗料に比べると難しいです。どんどん使ってどんどん慣れていきます。

●ファレホ / vallejo 購入しました

●ファレホ/ポリウレタンバーニッシュで研ぎ出し失敗

●ファレホ公式
https://hobby.volks.co.jp/brand/vallejo/

●ボークスオンライン
https://hobby.ec.volks.co.jp/ext/vallejo/index.html

●ファレホカラーフレンドショップ
https://hobby.volks.co.jp/brand/vallejo/shop.html

ファレホ モデルエアー

エアブラシ用ファレホの塗料です。

エアブラシ用に塗料の濃度が調整されていそうですが、エアブラシシンナーで希釈して使います。

そのままエアブラシで塗装しようとすると、間違いなくノズル(ニードル先端部分)が塗料で詰まります。

モデルエアー以外のファレホの塗料

・モデルカラー/ファレホのベーシックな塗料
・ゲームカラー/フィギアやミニチュア向けの塗料
・ゲームエアー/ゲームカラーをエアブラシ用に調整した塗料
・メカカラー/キャラクターモデル向けの塗料
・パンツァーエース/戦車隊や軍服を再現できるカラー

塗料のキャップには色を付けると便利

モデルエアーのキャップは全部黒です、Mrカラーのように塗料に近い色をしていません。

塗装するときにに、目的の色を見つけるのが便利です。

そこでキャップ先端に1滴落として色を付けておくと目印になります。

塗装は容器をよく振ってから

塗装は容器をよく振って、ボトル内の塗料をしっかり混ぜてから使います。

別売りの鉄球を入れておくと、混ざりやすいです。

まず希釈でつまずきます

ラッカーのように目的に応じて、薄め液でシャバシャバに薄めたり、反対に濃くして塗装したりするのは苦手な塗料です。

適度な濃度で希釈しないとエアブラシのノズルが詰まったり、いつまでも塗料が乾かないなどの弊害がおきます。

ファレホ専用エアブラシシンナーで希釈します

水で薄めることもできますが、塗料の性能維持のため「エアブラシシンナー」での希釈をお店の方におススメされましたので、それに従ってます。

ファレホ公式ではモデルエアーは希釈なしで塗装OKとのことですが、間違いなくエアブラシが詰まります。

私の場合は、モデルエアー:エアブラシシンナーを2:1くらいの割合で希釈してます。

このくらいで希釈した濃度が塗装しやすく、エアブラシの詰まりもほとんどなく塗装できました。

希釈の割合は厳密ではなく「大体このくらい」の目見当でやってます。

●モデルエアーの希釈
モデルエアー:エアブラシシンナー 「2:1」

富太郎

塗料もシンナーも1滴単位で容器から出せますが、そこまでシビアになることもないかと思います。

希釈は塗料皿での希釈をおすすめします

エアブラシのカップの中でもできますが、泡がたくさんでてブクブクになります。

富太郎

エアブラシシンナーは、何となくベトつくような感触があります。

コンプレサーのエア圧

公式での推奨エア圧は0.18~0.22Mpaくらいですが、私の使っているL5では少しエア圧が不足しています。

でも希釈に気を付ければ問題なく塗装できます。

塗料の濃度調整はコンプレッサーのエア圧にも左右されると思います。

少々濃い目の塗料でもエア圧が高ければ、詰まることなく吹けるようです。

いずれはコンプレッサーの買換えも要検討ですが、しばらくはL5で塗装します。

●Mr.リニアコンプレッサーL5のエア圧(クレオス公式webより)
・定格圧力 0.1MPa
・最高圧力 0.12MPa
●ボークスおすすめ造形村 AIR FORCEのエア圧(ボークスオンラインより)
・最高圧0.38Mpa

フローインプルーバーでノズルのつまりを軽減

ファレホの乾燥を遅らせてノズルのつまりを予防する添加剤です。

私は希釈した塗料に2~3滴入れて使ってます。

確かに詰まりにくくはなりますが、万能ではないので希釈時の塗料の濃度には気を使います。

エアブラシのノズルが詰まったら

気を付けていても塗装中にエアブラシが詰まることはあります。

そんな時はサッと詰まりを解消して塗装の続きを。

1.カップの塗料を抜く
2.エアブラシシンナーでうがい
3.ノズル(ニードル部分)をエアブラシシンナーで洗う
基本的にこれで解消できます。

でも詰まらない方がいいので、エアブラシの詰まりを予防しながらの塗装がおすすめです。

塗装時には塗料皿にエアブラシシンナーを用意しておきます。

定期的に筆でエアブラシのノズルを拭きながら塗装します。

カップに入れる塗料の量は1/3くらいで

カップに入れる塗料の量は1/3くらいがいいです。

カップに一杯入れると、塗装の途中でカップ内の塗料が乾燥してきます。

で、エアブラシが詰まります。

面倒ですが、少量ずつ塗料を希釈して塗装します。

臭いについて

ファレホは完全な無臭ではありません。

多分塗料ではなくエアブラシシンナーの臭いだと思います。

ラッカー系のような強烈な臭いはしませんが、ちょっと甘いような独特な臭いが少しだけします。

個人的にはそんなに気にならない程度の臭いです。

塗装中の捨て吹き

広い面積を塗装する場合は、何度も塗料を補充しながら塗装します。

希釈の濃度がベストでも長時間塗装していると、少しずつ塗料の出が悪くなります。

エアブラシが詰まり気味になってくると、「ブボッ」と塗料の塊がノズルから出てくることがあります。

塗装の途中で、たまに捨て吹きをして「ブボッ」を予防します。

塗装後のエアブラシの洗浄

ラッカー塗料と同じ洗浄方法でOKです。

特にエアブラシノズル部分とニードル先端部分は、塗料が付着しているので入念にエアブラシシンナーで洗浄します。

塗装後の塗面について

塗装後乾燥すると、表面はつや消しになります。

被膜はラッカーより弱く、塗料の食いつきも弱いのでちょっと爪を立てたりすると塗装が剥がれます。

塗装後の乾燥は早いですが、完全乾燥となると時間がかかります。

隠蔽力が強いと言われていますが、黄色や白などはラッカー塗料と同じく弱いです。

マスキング

マスキングテープでのマスキングは大丈夫でした。

塗装が剥がれるかとも思いましたが、完全に乾燥していれば問題なさそうです。

念のためにマスキングテープの糊は少し弱くして使いました。

マスキングテープが剝がしやすいように、テープの端を折って使っていました。

塗装面保護のトップコートについて

塗装後の塗膜保護に「ポリウレタンバーニッシュ」なるコート剤がでていますが、あまりおすすめしません。

塗装後は一般的にスミ入れとデカール貼りを行ないますが、塗面保護の為にポリウレタングロスバーニッシュを塗装しました。

ですが、マークセッターを塗った箇所のポリウレタンバーニッシュが一部剥がれました。

ラッカー塗料に比べて良いところと残念なところ

良いところ

発色が良いとか色数が多いとかいろいろありますが、一番は臭いがとても少ないことです。

有機溶剤も含まれず、体にも優しいです。

塗装中に気分が悪くなることも、頭が痛くなることもありません。

残念なところ

塗膜が弱く、塗料の食いつきも弱いところですね。

個人的には乾燥後は全てツヤ消しになってしまうのも少し残念です。

富太郎

あとはもう慣れの問題だと思うので、どんどん使って慣れていきます。

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