タミヤ 1/48 F-14Aトムキャット ジョリーロジャース[製作]

今さらですがタミヤ1/48のF-14Aトムキャットです。同じタミヤ1/48ファントム同様に、こちらも完成度の高さとパチピタ具合で、飛行機モデラー仲間におすすめされたキットです。

目次

タミヤ 1/48 F-14A トムキャット ジョリーロジャース

タミヤ1/48「F-14Aトムキャット」です。

以前に製作した「タミヤ1/48 F-4B ファントムII」と同じく、展示会でお会いしたモデラーさんからすすめられていました。

富太郎

ファントムのB型以外の発売の話は、なかなか聞こえてきませんね。ぜひE型系も発売してほしいです。

展示会でも毎回展示されている人気キットです。

今更ですが、やっぱり一度は「ジョリーロジャース」を作ってみたくて購入しました。

●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その1:下準備]

製作前の下準備

さすがにランナーが多いので、定番のマスキングテープで識別タグを付けました。

で、早速仮組をしてみました。

大きいですね。

事前に穴をあける部分のあるので、忘れないように先に開けておきます。

脚カバーの一部接着

脚カバーの一部を閉じて接着しておきます。

主脚部分はインテークパーツを付けた後の方が、きれいに接着できそうなので一部のパーツにとどめておきます。

機体パーツを少しカットすると、ほぼぴったり閉じることができます。

前脚部分は左右の機首部分に分けて接着しておきます。

●合わなくて当たりまえ、難関の脚カバーの接着を攻略!とにかく接着!

スタンドの「受け部分」をセッティング

飛行状態で製作しますので、スタンドの受け部分のサヤを先にセッティングしておきます。

エンジンノズルは「開」状態のパーツを使い、仮組して調整しながら合わせています。

●ディスプレイスタンドの受け(サヤ)部分の作り方

コクピットとパイロットの製作

以前作ったファントム同様に、細かいパーツでコクピットが構成されています。

老眼の私にはかなりきついです。

モールドが素晴らしいので、上手な方が塗装するとかなりいい感じになると思います。

私はそんな腕前はないので、筆塗りとドライブラシで仕上げています。

キャノピーを閉じるとほとんど見えなくなりますので、なんとなくそれらしくなればOKです。

富太郎

できればコクピットはデカール仕上げが希望です。

シートの射出ハンドルの塗装があまりにヘタだったので、ハセガのフィニッシュシートで修正しました。

富太郎

ここはキャノピーを閉じてもそこそこ目立ちますので…。

●便利にいろいろ使える!ハセガワのフィニッシュシート

●飛行状態での製作はコクピットにパイロットを搭乗させましょう!

●貼るだけ簡単、リアルなインパネが完成!3Dプリンター計器盤

機体の組み立て

説明書に従って機体を組んでいきます。

脚内部は飛行状態にするので見えないですが、強度確保の為に組み上げます。

リベットのモールドが少し浅くなっている部分は、カルコで深くしておきます。

機体後部のエンジン部分の下部からサイドにかけて、薄っすらパーティングラインがありますので消します。

パチピタのタミヤですが、どうしても合わせ目がでてしまう箇所は溶きパテで処理します。

前脚カバー部分はうまく接着できず、段差になっています。

隙間もできてしまいましたが、このまま製作続行です。

富太郎

本当はパテを盛って面一にしてから、スジ彫りでモールドを再現したいところですが、このキットの繊細なモールドに合わせられないのでやめておきます。

機首とインテークを取り付けると、トムキャットらしくなってきます。

インテーク内部は予めホワイトを塗装しておきます。

機体の塗装

ここかから機体の塗装をしながら組み上げていきます。

ハイビジ塗装の予定ですすめてきましたが、ロービジへの移行期の全面グレーの塗装で製作します。

国籍マークなどは小さくなるのですが、別売デカールは使用せずにキットのデカールを使っていきます。

そもそもVF-103になってからの塗装なので、付属デカールのVF-84時代には存在しないカラーリングだと思います。

富太郎

下面のホワイトの塗装を回避したかったので、全面グレーの塗装で進めていきます。(ホワイトをきれいに塗るのは大変なので)

ここで問題なのはメインのグレーの色ですね。

今までは「Mr.カラーNo.315グレー」で塗装していましたが、今回はファレホです。

対応する色を探さないといけません。

色見本から近い色をピックアップしてみました。

●ファレホ/vallejo 購入しました

「USAAFライトグレー」と「ホワイトグレー」の中間くらいの感じだと思います。

調色は面倒なので、USAAFライトグレーをメインで塗装して、部分的にホワイトグレーを塗装して変化をつけたいと思います。

繊細なモールドが埋まってしまうのが怖かったので、プライマー(サフみたいな)なしで塗装していきます。

モデルエアーの希釈(私の場合)
・ファレホエアー:エアブラシシンナー ⇒ 2:1くらいで薄めてます
(これにフローインプルーバーを2滴くらい入れてます)
・コンプレッサーはクレオスのL5を、エアブラシは0.3mmを使用

塗装前に脚カバーを全部閉じます。

白に塗装してあったインテークも機体色で塗り直します。(インテーク内部は白のまま)

ラッカー塗料に比べるとファレホの塗装被膜と塗料の食いつきは弱いようですが、しっかり乾燥させればマスキングテープの使用もOKです。

富太郎

でもちょっと心配だったので、マスキングテープの糊を少し弱くしてます。塗装後は、早めにマスキングをはがしています。

隠蔽力が強いと言われているファレホですが、黄色の隠ぺい力はラッカー塗料同様に弱かったです。

●間延びして見える単色塗装にフィクションで変化をつける(アメリカ海軍系ハイビジとか)

キャノピーは薄っすらパーティングラインが入っているので、ペーパーとコンパウンドで消しておきます。

富太郎

キャノピー内側には、脱出の時にキャノピーが割れる破砕線が入っています。

キャノピー前部のクリアブルー部分は「ハセガワのフィニッシュシート」を使っています。

楽してきれいな仕上がりです。

マスキングは付属のマスキングシートをカットして使いました。

●便利にいろいろ使える!ハセガワのフィニッシュシート

●細切りマスキングテープを使ってのキャノピーマスキング

●飛行状態での製作はコクピットにパイロットを搭乗させましょう!

スミ入れ

ファレホは乾燥後、つや消しのマットな仕上がりになります。

塗装面の保護スミ入れの拭き取りやすさを考えて、先に「ポリウレタングロスバーニッシュ」を薄く塗装して表面を光沢にしておきます。

ファレホの塗膜はラッカー塗料に比べると弱いので、ちょっと爪が当たっただけで塗装がはがれてしまいます。

富太郎

塗装の食いつきもラッカー塗料に比べると弱いです。

ポリウレタンバーニッシュの希釈(ボークス推奨)
・バーニッシュ:エアブラシシンナー:インプルーバー ⇒ 5:3:2
・コンプレッサーはクレオスのL5、エアブラシの0.3mmを使用(私の場合)

タミヤのスミ入れ塗料ブラックでスミ入れし、乾燥後にはみ出た部分をエナメル溶剤をつけた綿棒で拭き取ります。

デカール貼り

少し苦手なデカール貼りです。

完璧に貼ったつもりでも、やっぱりシルバリングしてしまいます。

同じタミヤ1/48のF-4Bほどではないですが、コーションデカールの量が結構あります。

●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その4:塗装とデカール]

スミ入れ前に薄く塗装したポリウレタングロスバーニッシュが所々はがれました。

原因はデカールを貼るときに使った、クレオスの「マークセッター」です。

マークセッターを塗った箇所の一部のポリウレタンバーニッシュがはがれました。

ポリウレタンバーニッシュの塗膜はかなり弱いのかもしれません。

富太郎

塗膜が薄かったせいでしょうか。次回はポリウレタンバーニッシュなしでデカール貼ってみます。

●楽しくて難しいデカール貼り

研ぎ出し(ポリウレタングロスバーニッシュ)

ポリウレタングロスバーニッシュを塗装

今回塗装で使用したファレホのモデルエアーにはクリアーがありません。

その代わりにポリウレタンバーニッシュなるコート剤があります。

ツヤありのグロスバーニッシュでクリアーの塗膜を作って研ぎ出していく予定です。

塗装がヘタだったのでしょうか、表面がザラザラになってしまいました。

半ツヤのような感じです。

部分的にバーニッシュを弾いて、表面がうねうねになってしまった個所もあります。

富太郎

うまく研ぎ出しできるかちょっと心配です。

ポリウレタンバーニッシュの希釈(ボークス推奨)
・バーニッシュ:エアブラシシンナー:インプルーバー ⇒ 5:3:2
・コンプレッサーはクレオスのL5、エアブラシの0.3mmを使用(私の場合)

まずはペーパーをかけていったん表面を平滑にしたいところですが、いろいろ調べるうちにポリウレタンバーニッシュはペーパーがけができないという情報がありました。

塗膜表面にキズが入ると、そこからペリペリとはがれてくるそうです。

とても困りました。

もう少し塗膜の厚みを稼いでから、ペーパーかけてみます。

富太郎

クリアーだけでもMr.カラー使いたいですね。でもラッカー系はもう受け付けない身体なのでせめて水性ホビーカラーが使えたら…。

試しに水研ぎ

塗面のうねうねが気になって仕方ないので、水研ぎができるかの実験を兼ねてペーパーをかけてみます。

2000番で少しずつ磨いてみました。

取りあえずは水研ぎできましたが、塗膜表面がちょっと柔らかい感じがしました。

バーニッシュの薄い部分は剝がれてしまいました。

仕方ないので、ポリウレタンバーニッシュを塗り重ねて塗膜の厚みを稼いでいきます。

富太郎

塗面が破れてめくれたような剝がれ方をしています。リカバリーは大変かもしれません。

トータル15回くらい塗装して塗膜を厚くしました。

ホコリを巻き込んだり塗料のダマが出来たりもしましたが、とにかく塗装の厚みを稼ぎました。

15回くらい塗装しましたので、塗膜は十分だと思います。

ここから水研ぎをしていきます。

ペーパーで水研ぎ

ポリウレタンバーニッシュでの研ぎ出しは初めてなので、いきなり機体ではなく水平尾翼から始めてみます。

2000番のペーパーから水研ぎを始めてみます。

ポリウレタンバーニッシュの層のような感じの模様が浮き出てきました。

表面はきれいに段差がなくなっているのですが、見た目が良くありません。

続いて4000番、8000番、10000番とかけて、セラミックコンパウンドで磨きます。

表面は光り出しますが、模様が浮き出てどうも見た目が良くありません。

もう一度2000番で限界まで水研ぎしてみます。

機体もポリウレタンバーニッシュの塗膜を破らないように、水研ぎを進めていきます。

富太郎

この段階でポリウレタンバーニッシュの塗膜を破ってしまうと、リカバリーは難しいです。ラッカーだとリカバリーは楽なんですが。

慎重に水研ぎしていましたが、所々ポリウレタンバーニッシュが剥がれてしまいました。

デカールも見事に持っていかれます。

仕方がないので中途半端にはがれた部分は、モールドのところまで剝がしてからデザインナイフでカットしました。

塗装まで削ってしまった部分もありました。

富太郎

この段階での失敗はテンションが下がりますが、めげずに完成を目指します。

何とか機体全体を2000番で研ぎ出しました。

目立つデカールの段差や、ポリウレタンバーニッシュの塗膜の荒れなどは除去できたと思います。

ポリウレタンバーニッシュが所々はがれていますので、ここからコンパウンドで磨くのは厳しいです。

しかし再度ポリウレタンバーニッシュで塗装しても、また剥がれそうな予感しかしません。

さてどうしましょうか。

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法2

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法

研ぎ出し(水性ホビーカラー光沢クリアー)

結局水性ホビーカラーのクリアーで再塗装しました。

やっぱりツヤツヤになります。

少量ですが有機溶剤が含まれているので、塗装ブースを引っ張り出してから塗装しました。

ある程度研ぎ出しをしているので、水性ホビーカラーのクリアーで2回ほど塗装して4000番のペーパーをかけてみました。

調子に乗って削りすぎました。

もう何回かクリアーを塗装して十分な厚みの塗膜を確保してからやり直しです。

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