ガンプラスジ彫りの流れ
飛行機プラモの場合は凸モールドをガイドにスジ彫りを施していきますが、ガンプラの場合はモールドのラインを創造していくので少し難しいかもしれません。
パーツも小さく局面も多いので、スジ彫り作業もハードルが上がります。
でも、モールドを追加するだけでグッとメカっぽさが増して全体が引き締まります。
オススメです。
失敗したら埋めてしまえばいいので、気軽に挑戦してみてください。
私も上手くはできませんが、慣れの問題だと思いますので、数をこなしていきましょう。
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●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!
まず仮組みして全体のイメージを確認します
主要パーツごとに仮組して、全体のプロポーションや完成時のイメージを確認します。
この時に、接着しても問題なさそうな部分は接着してしまします。
ひけやパーティングラインなどは、ペーパーをかけて消します。
完成後に露出する内部フレームの合わせ目は、接着後にペーパーをかけて消してしまいます。
スジ彫りするモールドラインを下書きします
完成をイメージしながら、スジ彫りするモールドラインを鉛筆で下書きます。
飛行機や戦車などのスケールモデルを参考にしながら、適当にモールドを妄想して下書きしていきます。
点検ハッチを追加してみたり、リベットを部分的に追加したりと妄想のままに下書きしていきます。
その後、全体のバランスを見ながら修正していきます。
下書きは角度を測ることも定規を使うこともなく、フリーハンドですすめていきます。
下書きができたら、スジ彫りしていきます。
もちろん、正確に角度や寸法を測りながらの下書きもOKです。よりきれいでリアルなモールドができます。
ガイドテープを使ってスジ彫りしていきます
下書きに合わせてガイドテープを貼り、1本ずつスジ彫りしていきます。
私の場合は、「カルコ」とクレオスさんの「Mr.ライチンゼル用替刃0.2mm」を使って彫っていきます。
ガンプラモデラーの方は「スジボリ堂さんのBMCタガネ」を使っている方が多いですね。高価ですが大人気で常に品薄状態です。
力をあまり入れずにキズをつけるような感じに、なでるように彫っていきます。
ラインのスタート地点とゴール地点は、カルコ使ってグリグリしてへこませ、ラインのオーバーランを防ぎます。
ガイドテープを貼ってブロックしてもいいと思います。
数回彫って凹みができたら、更に深く彫りこんでいきます。
ゆっくり、ゆっくり彫っていきます。
適度な深さになったらスジ彫り完了です。
ラインが脱線した部分などは、後でまとめて修正します。
飛行機モデラーの方は「パネルライン」と表現する方が多く、ガンプラモデラーの方は「モールド」と表現する方が多いような気がします。どちらが正解とゆう訳ではないですが、私のまわりではそんな気がします。
元々のモールドは深くしておきます
元々のモールドが甘くなっている場合は、少し深く彫りなおしておきます。
ガンプラによく見られる、長方形の凹みモールドも彫刻刀を使って一段深くしておきます。
私はウェーブさんの「HG 細幅彫刻刀(平刀) 刃幅1.0mm」を使っています。入手しやすいです。刃の幅もサイズがいろいろと販売されています。
合わせ目ができる部分は消すのが面倒なので、デザインナイフを使ってカンナがけをし、簡易的な段落ちモールドにしてしまいます。
合わせ目が目立つ部分は、ウェーブさんの「HG 細幅彫刻刀(平刀) 刃幅1.0mm」を使って段落ちモールドにする場合もあります。
ガンプラモデラーの方には「スジボリ堂さんのBMCダンモ」が人気です。段落ちモールド作成の専用工具です。価格はちょっとお高めです。
リベット風加工
スジ彫りができたら、適当にリベット加工をしていきます。
ピンバイスで少し穴をあけて、それらしく加工していきます。
ペーパーをかけて慣らします
スジ彫りをするとラインのサイドがめくれあがってしまいます。
この部分をペーパーをかけて慣らしていきます。
私はいつも400番を使って一気に慣らしてから、600番で滑らかにします。
この時に、浅い失敗跡や脱線したラインを消していきます。
消えなかった場合はパテを使って修正します。
深い失敗部分は、瞬間接着剤を使って埋めていきます。
乾燥後に再度ペーパーがけをして、表面を整えます。
削りカスは歯ブラシを利用して取り除きます。
スジ彫りラインに詰まってしまった削りカスは、爪楊枝の先をカッターナイフで尖らせてラインをなぞって取り除きます。
同じ要領でスジ彫り加工を全体に施していきます。
まだ慣れない初めのうちは、パーツごとに進めていったほうがいいと思います。
サーフェイサーを塗装して仕上がりを確認します
全体にサーフェイサーを塗装して、キズのチェックやモールドの深さなどを確認します。
キズはパテで埋めて、乾燥後にペーパーで仕上げます。
スジ彫りが浅かった場合は、再度追加で彫ります。
この作業をキズがなくなるまで繰り返します。
キズがなくなればスジ彫りは完了です、ここから塗装作業に進みます。
同じ要領で全体にモールドを追加していきます。
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