比較的簡単な退色感を出した機体の塗装方法(アメリカ海軍系ロービジグレー迷彩)

比較的簡単にできるロービジ迷彩の退色表現をご紹介します。私はリアルな塗装表現は苦手ですが、この方法ならそこそこ見栄えがします。

目次

比較的簡単な退色表現の塗装方法(ロービジ)

「HOBBY BOSS 1/48 A-4M スカイホーク」をグレーのロービジ塗装で仕上げていきます。

現用アメリカ海軍機の一般的なグレーの2色迷彩です。

富太郎

普通のジェット戦闘機や攻撃機の塗装です。

私は光沢仕上げで製作することが多いので、退色感を表現したリアルっぽい塗装は苦手です。

塗装方法はモデラーの方々によって様々ですが、一般的な塗装方法で塗っていきます。

リアルな退色表現は、塗装技術の腕前の差がもろにわかってしまいますが、あまり凝ることなくそれなりに実感がでればいいという感じです。

塗装の上手な方はこの退色表現がすごくリアルでびっくりします。

写真で見ると本物と見間違うほどの出来栄えです。

そのような方の素晴らしい作品と比べるとガクッっと見劣りしますが、大いなる自己満足を目指して塗装していきます。

●比較的簡単な退色感を出した機体の塗装方法2(アメリカ海軍系/航空自衛隊)

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法

ざっくりした手順

1.パネルラインを中心に黒でまだらランダム吹き
2.グレーで薄くランダムにむら気味で塗装
3.濃淡のバランスを見ながら薄く全体にグレー吹きで色調を調整
4.部分的に変化をつけてみる

塗料を薄く塗り重ねていきますので、缶スプレーを使わずにエアブラシで塗装していきます。

1.パネルライン付近を中心に黒でまだらランダム吹き

サーフェイサーを塗ってキットの下地処理をしたら、塗装開始です。

初めに黒をパネルラインをメインに薄めに少しずつ吹いていきます。

わざとはみ出したり、大きさや濃さを変えたりと雑に塗装していきます。

黒のみの塗装でもOKだと思いますが、機体が大きかったり、さらに変化をつけたい場合は、この後にランダムに濃いグレーを吹いていくのも良いと思います。

A-4は機体が小さいので今回は黒のみで。

2.グレーで薄くランダムに、むら気味で塗装

A-4Mのロービジはグレーの2色迷彩です。

まず薄い方のグレーをランダムに、まだらに少しずつ塗装していきます。

薄く薄く、少しずつ、少しずつ吹いていきます。

こすけた感じになるように塗装していきます。

カラーは「Mr.カラー308」です。

3.濃淡のバランス調整、全体に薄くグレー吹き

ある程度塗り終わったところで、同色のグレー「Mr.カラー308」を薄く薄く全体に塗っていきます。

全体的に黒っぽいので、明度を上げる感じで全体にササッーと塗っていきます。

濃いグレーを塗る部分は特に何ももせずに残しています。

もう一度グレイで薄くランダムにむら気味で塗装

いい感じにこすけたグレーになってきましたが、ちょっとオーバー気味なので、黒が残っている部分を中心に再度ランダムにグレーを吹いていきます。

この工程は「3」の工程後にバランスを見てやります。

もちろんやらない場合もあります。

マスキングして迷彩塗装の2色目を塗ります

迷彩の2色目「Mr.カラー307」を塗装するためにマスキングします。

ちょとだけ境界をぼかし気味にしたいので、「ひっつき虫」を使ってマスキングします。

マスキングが終わったら、「Mr.カラー307」も「2」と「3」の工程と同じように塗装していきます。

4.部分的に変化をつけてみる

機体色にほんの少しだけ白を混ぜて変化をつけます。

タッチアップの跡や、日光が当たって色が抜けた感じなどランダムにエアブラシで控えめに吹いていきます。

今回はパネルラインを中心に明るい色を薄く吹いています。

更に迷彩塗装の境界にも吹いて、ぼやけたような感じにしています。

次に、スモークグレーを薄く薄く控えめにランダムに吹いていきます。

くすんだ感じやこすけた感じになるように汚れた感じっぽく、軽く軽く吹いていきます。

もっとリアル感を出したいときは、オイル汚れや排気のすすなどをウェザリングで入れていきます。

デカールを貼り付けた後に、つや消しを吹いて全体のつやを整えて完成となります。

つや消しではなく、半つやを塗ってもOKだと思います。

●ホビーボス 1/48 A-4M スカイホーク:U.S.MARINES VMA214

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