間延びして見える単色塗装にフィクションで変化をつける(アメリカ海軍系ハイビジとか)

全面光沢仕上げだと、どうしても間延びして見える単色塗装に変化をつけてみます。フィクションですがパネルの色に濃淡をつけて、模型的デフォルメ表現をしてみます。

目次

単色のベタ塗り塗装は間延びして見えます

ひと昔まえの軍用機は1色での塗装や、上面下面の2色の塗装が多いです。

私がよく作るハイビジアメリカ海軍機も、上面はグレイ、下面はホワイトの2色塗装です。

全面光沢のグロス仕上げにする場合は、ウエザリングなしということもありどうしても間延びして見えてしまいます。

スミ入れをしても、やっぱり間延びして見えます。

リアルなウェザリングをしたり、派手な大きなデカールがあったり、コーションデカールがたくさんある場合はあまり気にならないのですが・・・。

主翼の面積が大きい機体や、上翼機は特に間延びして見えます。

そこで、パネルごとに濃淡をつけて変化をつける模型的なデフォルメ表現をしてみます。

富太郎

模型的なフィクションやデフォルメ表現は結構大事だと思います。

●レベル 1/48 EA-6A エレクトリックイントルーダー: U.S.MARINES VMCJ2[製作]

パネルの色に濃淡を加えて変化をつけてみる

基本塗装後に、全体のバランスを見て一部のパネルの色に変化をつけてみます。

例としてEA-6Aを塗装します。

主翼が大きく長く、派手なデカールもないのでちょっと間延びして見えます。

基本色にごく少量の黒と白を混色した「暗めの色」と「明るめの色」を作ります。(どちらか一方でもOKです)

全体のバランスを見ながら、適当に塗装するだけです。パネルラインに沿ってマスキングするので、マスキング作業も比較的楽です。

上面塗装(ガルグレイ)

上面は基本色「Mr.カラー No.315 グレー」にごく少量の黒を加えた濃い目のグレーと白を少量加えた明るめのグレーを用意します。

基本色を塗装後に、全体のバランスを見ながら一部のパネルに濃い目のグレーを塗装します。

同じく明るめのグレーを塗装します。

あまり濃く(明るく)し過ぎないことと、塗装するパネルを多くしすぎいないことがポイントです。

●ハセガワ 1/48 F-4N ファントムII:U.S.MARINES VMFA531

●ハセガワ 1/48 F-8E クルセイダー:U.S.NAVY VF191 CAG

下面塗装(ホワイト)

下面の基本色は「Mr.カラー No.316 ホワイト」ですが、ちょっと黄色っぽすぎる気がするのでいつもはホワイトサフを塗っています。

今回は部分的に本来の指定色の「Mr.カラー No.316 ホワイト」を塗装します。

塗装方法は上面と同じです。

下面はあまり目立たないので、濃淡表現をしなくても大丈夫だと思います。

特にタンクやミサイルなどの兵装をぶら下げる場合は、そられで変化がでるので塗装に濃淡をつける必要はないかもしれません。

富太郎

ホワイトは写真では違いが分かりにくいですね…。

バランスを見て修正

塗装後にバランスを見て補正します。

少し濃すぎた(明るすぎた)場合は基本色を薄く薄く、上から塗装して色のトーンを弱めて基本色に近づけます。

この方法で調色していき、ベストなカラーバランスにしていきます。

塗装完了後にウォークウエイなどを塗り分ければ、全体的ににぎやかになっていい感じです。

●レベル 1/48 EA-6A エレクトリックイントルーダー: U.S.MARINES VMCJ2

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