細切りマスキングテープを使ってのキャノピーマスキング

飛行機モデラーにとって結構面倒なキャノピーのマスキング。私は苦手です。モデラーさんによって得意なマスキング方法が違いますが、私の場合は細切りマスキングテープを使ってのマスキング方法が比較的やりやすいです。

マスキングの流れ

<準備>
キャノピーの傷やパーティングラインを消しておきます。
できれば機体とのすり合わせをしておきます。

1.細切りマスキングテープで、キャノピー枠内側をマスキングします。

2.縁取った内側をマスキングします。

3.マスキングテープの隙間は、マスキングゾルでふさぎます。

マスキング完了。

目次

細切りマスキングテープでキャノピーマスキング

飛行機モデラーにとっては避けて通れない、キャノピーのマスキング。

細切りマスキングテープを使ってのマスキング方法が、比較的やりやすく失敗も少ないです。

富太郎

細かく切ったマスキングテープをちまちまと貼っていきますので、時間はかかります。

●飛行状態での製作はコクピットにパイロットを搭乗させましょう!

●ハセガワ 1/32 F-104G スペイン空軍[製作]

まずはキャノピーパーツをきれいにしておきます

事前にキャノピーのパーツをきれいにしておきます。

パーティングラインや小傷は、ペーパーやコンパウンドを使って消しておきます。

ランナーから切り出したあとのゲート跡の処理もしておきます。

ついでに、機体との合いも確認しておきます。

塗装前にすり合わせをしておくと後で楽です。

富太郎

私はこのすり合わせをいつも忘れるので、後で苦労することになります。

細切りマスキングテープで縁取りします

細切りしたマスキングテープを、キャノピー枠の内側に沿って貼っていきます。

貼り付けたら爪楊枝の先で押さえつけて、しっかり貼り付けます。

特にマスキングテープの重なる部分は、しっかり貼り付けます。

テンションをかけながら引っ張って貼り付けると、少しぐらいの曲線には対応できます。

キャノピー枠の角部分はRになっている場合が多いですが、マスキングを合わせるのが難しいので、斜め45度にカットしてごまかしています。

大型機も同じようにキャノピー枠の内側に沿ってマスキングします。

●ハセガワ 1/72 SP-5B マリーン:フランス海軍仕様[製作]

細切りマスキングテープ

細切りマスキングテープの幅は、1.5mmくらいが使いやすいです。

マスキングテープを自分でカットしてもよいですし、細幅のマスキングテープを使ってもOKです。

私は市販の細幅のマスキングテープを使っています。

曲線があまりにもきつい場合は、曲線部分に対応できる細幅のマスキングテープを使っています。

富太郎

曲線対応のマスキングテープは良く伸びるので曲面にしっかり追従しますが、時間がたつとテンションのかかった部分が浮いてくるので要注意です。

縁取った内側をマスキングしていきます

縁取りができたら、その内側を短く切ったマスキングテープで隙間なく貼り付けていきます。

マスキングテープどうしが重なるように貼っていきます。

富太郎

マスキングテープの隙間や浮上がりに注意しながら貼っていきます。

少し古い戦闘機は新しめの戦闘機に比べて、キャノピー枠がちょっと面倒な形状になっています。

Rのきつい部分だけはキャノピー枠に合わせてカットしてからマスキングしいきたいところですが…。

デザインナイフでRにカットするのは、慣れないと難しいと思います。

私の場合は角度を少しずつ変えながら直線でカットします。

カクカクして完全なRにはなりませんが、肉眼で見るとRに見えるので大丈夫です。

マスキングテープの隙間はマスキングゾルで

マスキングテープの隙間や浮上がりが気になる場合は、マスキングテープが重なる部分をマスキングゾルを使ってふさぎます。

富太郎

縁取った内側を、全てマスキングゾルでマスキングする方法もアリですが、私は臭いが苦手なのでやっていません。

市販のキャノピーマスキングシートを利用する方法

これが一番きれいに楽にマスキングできると思います。

各メーカーや機種、スケールに応じたカット済みマスキングシートが販売されています。

少しお金はかかりますが、きれいに楽にマスキングできると思います。

キャノピーにピッタリ合わせて貼り付けるのは、ご自身の作業になりますので中高年の方々には「ヘッドルーペ(拡大鏡)」の利用をオススメします。

富太郎

スパホにキャノピーマスキングシートを使ってみました。これはいいですね。

●ハセガワ 1/48 FA-18F スーパーホーネット:US.NAVY VX-9[製作]

キャノピーの接着について

キャノピーの接着についての悩みどころは、「キャノピーを機体に接着して塗装する」「キャノピーを塗装して機体に接着する」かです。

私の場合は「キャノピーを機体に接着して塗装する」パターンがほとんどです。

●ハセガワ 1/72 P2V-7 ネプチューン: 海上空自衛隊 初期バージョン[製作]

事前のすり合わせ程度で合えば問題ないのですが、パテを使って合わせる場合が多いので、必然的に「キャノピーを機体に接着して塗装する」選択になります。

ハセガワの金型の古いキットを作ることが多いのですが、微妙に合わない場合がほとんどです。

海外製のキットについては、スケールが違うんじゃないかと思うくらいに絶望的に合わないですね。

タミヤの新しい金型のキットは「パチピタ」で合いますね。

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