ハセガワ 1/72 SP-5B マリーン:フランス海軍仕様[製作]

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ハセガワ 1/72 SP-5B マリーン:フランス海軍仕様

ハセガワの1/72のSP-5B マリーン、アメリカ海軍の飛行艇です。

アメリカ海軍でこのような飛行艇を運用していたとは、まったく知りませんでした。

いろいろと調べてみるとフランス海軍でも運用していたようです。

今回は別売のデカールでフランス海軍仕様で作りたいと思います。

このキットはHMEのフリーマーケットで購入しました。(HME:北海道モデラーズエキシビジョン)

1,000円という超お買い得価格につられて、つい買ってしまいました。

●ハセガワ 1/72 SP-5B マリーン:フレンチネイビー

●ハセガワ 1/72 P2V-7 ネプチューン: 海上空自衛隊 初期バージョン[製作]

富太郎

「P2V-7」もいっしょに購入しました。

飛行状態に加工してデスクトップモデル仕様にしたいと思います。

「飛行状態で作るのでやはりプロペラ回したい!

LEDを仕込んで灯火類を点灯させたい!」

と、思っていたのですが…。

棚のストックが増えすぎてきたので、完成を優先します。

プロペラ回転と電飾はまた別の機会にします。

富太郎

電気系はよくわからないので、またの機会にじっくりと取り組む予定です。

組立て前の下準備

仮組でパーツの合いをチェック、完成後のサイズを確認

まずは仮組してみました。

合いはイマイチですが、プロポーションはなかなかいいと思います。

古いキットなので胴体や主翼にかなりのゆがみがありますね。

でも、無理やり接着すれば問題はなさそうです。

ここで問題なのは、スタンドをどこにさすかです。

ジェット戦闘機と違って後部に大きいジェットノズルがありません。

胴体のおなかあたりににスタンドをさせるように加工しようと思います。

スジ彫り加工をして凹モールドに変更します

凸モールドを凹モールドにスジ彫り加工します。

細かいモールド少ないので、比較的楽に行けそうです。

カルコ」を使って凸モールドをガイドにして彫っていきます。

富太郎

曲面がきつい場合はガイドテープを使った方が彫りやすいです。小さな角丸四角はテンプレートを使うと楽に彫れます。

彫り終わった部分は、ペーパーをかけて慣らします。

はみ出した部分は、パテや瞬間接着剤で埋めて修正します。

これの繰り返しで、機体前面にスジ彫りを施します。

一部削り落としてはいけない凸モールドを落としてしまったので、後ほどプラ棒で再生します。(忘れないように注意です)

●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!

スタンドを差し込むサヤ部分の加工をします

胴体をカットした部分にプラバンで作ったサヤを埋め込んでみます。

胴体を切りすぎてしまったので、もうパテで埋めていくしかありません。

細かい成形は胴体を接着後になります。

●ディスプレイスタンドの受け(サヤ)部分の作り方2

電池をセットする部分を加工したのですが…

電飾用の電池が交換できるように、胴体をカットして磁石で開閉がきるように加工したのですが…。

当初の予定を変更!ストレートに組みます。

というわけで、接着して元に戻します。

富太郎

二度手間でした、製作は計画的に。

組立て・製作

コクピット製作と胴体の接着

コクピットを製作して胴体を接着しました。

とても古いプラモなので、パーツにかなり歪みがあります。

機体内部の窓周辺は黒とグレーで塗装しておきます。

流し込み接着剤で、矯正しながら接着していきます。

合わない部分はパテパテ作戦です。

大きな隙間は瞬間接着剤でがっちり埋めます。

サーフェーサーを吹いてキズの有無や段差などを確認して、その都度修正していきます。

修正しながら主翼を接着して「士の字」にしていきます。

塗装

機体の塗装

段差や傷を消して下地処理が終わったら、機体の塗装をしていきます。

今回は退色感のある、幾分使い込んだ感じの塗装にしていきます。

パネルラインを中心に黒でシャドウを入れていきます。

雑にランダムに塗装していきます。

先に下面を塗装してからマスキングをし、上面を塗装していきます。

下面は「Mr.カラー338 ライトグレー」をパネルラインの黒が若干残り気味になるように、ランダムに薄く塗り重ねていきます。

思ったより暗めになってしまったので、「Mr.カラー316 ホワイト」を上から薄く塗って明度を上げています。

上面は「Mr.カラー14 ネイビーブルー」を同じように塗装していきます。

思ったより色が暗かったので、少しだけホワイトを混ぜて明るくした機体色をパネルライン内側に塗って退色感をだしています。

マスキングをしてウオークウェイを黒で塗装します。

こちらも濃いグレーをパネルライン内側に薄く塗って、若干の退色感をだします。

マスキングをして主翼や機体上面に白ラインを入れます。

デカールが付属していると思ったのですが、ありませんでした。

本来は先に塗装してマスキングしてから、機体を塗装したほうが楽です。

富太郎

デカールも最初に確認しておかないといけませんね。

●比較的簡単な退色感を出した機体の塗装方法(アメリカ海軍系ロービジグレー迷彩)

タッチアップ跡を塗装します

現用アメリカ海軍機や航空自衛隊機でよく見られる、タッチアップ跡が残るウェザリング表現ですすめていきます。

マスキングゾルを使ってタッチアップ跡をマスキングします。

その周辺をスモークグレイや薄い黒でサラッと塗装します。

富太郎

実際の機体の汚れ具合や退色の状況などは、全くわかりませんが妄想と想像ですすめていきます。

塗料が濃かったようで、少しどぎつくなってしまいました。

この場合は機体色を薄く上から塗装して、トーンを落とします。

薄い塗装を何層も重ねることになるので、意外と効果があるかもしれません。

ウェザリング表現は修正を繰り返して、何層も薄く塗装を重ねることでいい感じになる場合が多々あります。

この作業は結構楽しいので、なかなかやめられなくなります。

かなりマイルドになりました。

これでOKだと思います。

●比較的簡単な退色感を出した機体の塗装方法2(アメリカ海軍系/航空自衛隊)

全体にウォッシング

軽くウォッシングをして、機体全体をうっすら汚します。

Mr.ウェザリングカラーマルチブラックを使います。

そのままスミ入れも同時に行っていきます。

機体全体にMr.ウェザリングカラーマルチブラックを塗って、乾く前にふき取ります。

細かい部分は綿棒に薄め液をつけて、ふき取っていきます。

ピンポイントの汚れはガンダムマーカーで

オイル汚れ跡などはガンダムマーカーを使っていきます。

いろいろと本格的な方法はありますが、これが一番お手軽で楽チンな感じがします。

ガンダムマーカーで汚れを書いて、ぼかしペンでぼかしていきます。

綿棒などで拭き取りながらぼかしてもOKだと思います。

お手軽に汚れた感じが表現できます。

デカール貼り

やっとデカール貼りまでたどりつきました。

事前に購入してあった別売デカールを使います。

海外の別売デカールは、何故か貼り付け位置の説明がかなり雑ですね。

どこに貼るのかわからないものもあります。

ハセガワの説明書も参考にして貼っていきます。

●きれいな発色と豊富なマーキング!別売りデカールを使って飛行機プラモ製作

アンテナ線を張ります

ピンバイスで機体に穴をあけ、先を輪にした真鍮線を埋め込みます。

そこに線を通して結び、結び目を瞬間接着剤で接着します。

今回は0.3mmくらいの穴を開けました。

塗装面を傷つけないように、塗装前に穴あけしたほうがいいですね。

真鍮線の先をピンセットなどでクルッと輪にして、ピンバイスで開けた穴に埋め込みます。

埋め込んだ真鍮線の輪に線を通し、結びます。

完全に乾燥したらもう片方も同じように結び、結び目を瞬間接着剤で接着します。

富太郎

接着剤が固まる前に線を引っ張ると、取れたりすることが多いので慌てず乾燥を待ちます。

結び目の余った線をカットします。

ハサミやカッターよりニッパーのほうがカットしやすいと思います。

なるべくほどけないギリギリでカットします。

ヘッドルーペがあると便利です。

●おじさんモデラー必須!老眼の救世主ヘッドルーペ!

アンテナ線は「モデルカステン」の「ストレッチリギング0.6号(0.13mm)」を使いました。

飛行機模型用と表示されています通り、適度な伸縮性があり使いやすいと思います。

富太郎

お値段、少々高めです。

難点は少々、ピカピカしてツヤがあるので、気になる方は、最後につや消しクリアーで軽く塗装してつやを消すのがいいと思います。

富太郎

今回は、そのままです。

●プロペラ機によくあるアンテナ線を張ってみました

透明プラバンで回転している風プロペラ

飛行状態で製作をすすめていますので、プロペラはどうしても回したいです。

最初は、モーターを仕込む予定でしたが諸事象で断念しました。

停止している状態では飛行状態の感じが出ないので、透明プラバンを加工して「回転している風」にします。

透明プラバンは「タミヤの0.4mm厚」を使用します。

できるだけ薄いものにしたかったのですが、0.2mmでは薄すぎて、すぐに曲がってしまいました。

透明プラバンをプロペラの直径に合わせて、サークルカッターで切り抜きます。

円形のままでは、ちょっとさみしいのでプロペラの4枚羽が回っているようにカットします。

後は、回っている風にグラデーションになるように塗装します。

富太郎

塗料はつや消しにしています

もっと塗装技術があれば、きれいなグラデーション塗装になるのですが、私の腕前ではこんなもんです。

●透明プラバンで回転している風プロペラを作る

完成

ようやく完成です。

久々のプロペラ機の製作でした。

僕の場合は、ジェット機に比べると難しく感じます。

大型の飛行艇は、見栄えがします。展示会があればぜひ出品したいところです。

どこかのメーカーで1/72でUS-2出してほしいです。

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