ハセガワ 1/48 FA-18F スーパーホーネット:US.NAVY VX-9
映画「トップガンマーベリック」を観た後に作りたくなってしまった「スパホ」。
ファントムやグフカスタムも製作中なのに手を出してしまいました。
のんびりと製作していこうと思います。
今回は完全ロービジで製作したかったので、VFA-41のロービジデカールを探していました。
が、どこも完売で入手できず。
「VX-9」のデカールを購入できたので、こちらで進めることにしました。
メーカーは「DMXデカール」で、カルトグラフ製です。
ロービジですが、派手でカッコいいです。
●ハセガワ 1/48 F/A-18F スーパーホーネット:US NAVY VX9
●「トップガンマーベリック」をみると、F/A-18E/Fスーパーホーネットが作りたくなる
製作前の下準備
軽く仮組をしてみます
機体のメイン部分のみ軽く仮組みをしてみます。
思っていたより機体が大きいです、パーツの合いもあまり良くありません。
胴体も上下分割プラス機首とインテークと、普段は作り慣れていないパーツ分割ですので確認しておきます。
いつもは左右分割の機体ばかり製作しているので、仮組でよく確認しておきます。
凹モールドのパネルラインは、少し甘くなっています。
ペーパーがけで消えいてしまいそうなので、深くしたほうが安心です。
パネルラインを深くします
パネルラインを深く彫り直します。
パーツの接合部はスキマが多くパテのお世話になりそうですので、ペーパーがけでパネルラインが消えないように深くしておきます。
リベット部分は「カルコをグリグリして」深くします。
この作業全体に施すので、かなりの時間を要します。
接着しても問題ない部分は、接着しながら彫っていきます。
「ひけ」も修正しながらすすめます。
●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!
脚カバーを閉じて接着
脚カバーも閉じで接着します。
比較的合いが良かったので、裏打ち無しで脚カバーを接着しています。
その後小さな隙間と段差は瞬間接着剤をパテ代わりにして埋めています。
乾燥後にペーパーでならしてから、ガイドテープを使ってスジ彫りをしています。
脚カバーの接着部分にスジ彫りをすると貫通してしまうので、ラインを少しずらして彫ります。
●合わなくて当たりまえ、難関の脚カバーの接着を攻略!とにかく接着!
機体の製作
スパホは形状がちょっと複雑なので、機体のパーツ分割も少し複雑です。
胴体は大きく機首、機体上部、機体下部、インテーク部に分かれています。
いつも左右分割の単純なパーツ分割での製作が多いので、少し難しく感じます。
機体下部の製作
エアインテークから組んでいきます。
インテーク内部や、組み立て後に塗装しにくい箇所は先に塗装しておきます。
合わせ目はパテとペーパーで処理しますが、接着面が少ないので接着がはがれて苦戦しました。
インテークができたら、機体下部のパーツに組み込みます。
機体下部もインテーク組付け後に塗装しにくい箇所は、先に塗装しておきます。
スタンドの受け(サヤ)を胴体内部にセット
飛行状態で製作するので、機体内部にスタンドの受けとなるサヤ部分をセットします。
プラ板でサヤを作ってインテークの後ろにセットします。
ジェットノズルとぴったり合うように、仮組しながらすり合わせします。
ノズルの内側に若干の加工が必要です。
スタンドの受けを取り付けてしますと、水平尾翼の基部パーツと干渉します。
干渉する部分はカットして接着します。
機体上部の製作
コクピット付近のパーツは先に接着して、つや消し黒で塗装を済ませておきます。
コクピット内部も塗装し、主翼をつけておきます。
機首の製作
コクピットとパイロットを塗装して、機首を組み立てます。
コクピットは塗装後に「Mr.マークセッター」をたっぷり塗って、デカールを貼ります。
デカールだけだと黒一色で寂しいので、モニターは筆でグリーンに塗装します。
コンソールのボタン類も筆で塗装します。
スターウォーズのXウイングファイターのコクピットみたいになってしまいました。ちょっと失敗です。
パイロットやシートは塗装後にスミ入れとドライブラシで仕上げてから、機首部分を組み立てます。
機首部分ができたら、機体下部に組み込みます。
その後、機体上部に主翼を接着してから機体下部と接着します。
機体の段差消しと隙間埋め
機体のメインは機首、機体上部、機体下部、主翼で構成されているので、いたるところに段差や隙間ができます。
機体の組み立て後は、こちらを地道に消していきます。
瞬間接着剤やパテで隙間を埋めてペーパーで処理していきます。
消えたモールドは、彫り直します。
結構大変です。
サーフェイサーを塗って仕上がり具合を確認しながら、段差や隙間がなくなるまで作業します。
目立つキズも消しておきます。
機体の塗装
キャノピーマスキング
キャノピーの中心にパーティングラインがあるので、ペーパーとコンパウンドで処理します。
パーティングラインを消してからマスキングします。
市販のキャノピーマスキングシートを買ってみました。
いつもキャノピーのマスキングは時間がかかっていたのですが、あっさりマスキング完了です。
マスキングの合わせ目には念のため、マスキングテープを追加で貼っています。
キャノピーマスキングシートはオススメです!
機体に下塗り
キャノピーを接着したら、機体に黒で下塗りします。
パネルラインを中心に、適当にランダムに塗装していきます。
「Mr.フィニッシング サーフェイサー1500 ブラック」を使ってみました。
機体色を塗装
機体色をエアブラシを使って塗装していきます。
こちらの機体を作成しますので、メインのカラーはこの3色です。
・Mr.カラー307番
・Mr.カラー308番
・Mr.カラー337番
機体上面と下面を指定色で、ランダムに少しずつ塗装していきます。
薄く薄く、少しずつ、少しずつ吹いていきます。
こすけた感じになるように塗装していきます。
バランスを見ながらパネルラインに囲まれた内側を、基本色に白を混ぜた明るい色で薄くランダムに塗っていきます。
色の境界線はマスキングしながらすすめます。
全体のバランスを見ながら、機体色を明るくしたり、暗くしたりで薄くランダムに塗装します。何となく退色した感じが出ます。
実機の写真を参考に、色を重ねていきます。
失敗しても更に上から色を重ねていけばリカバリーできます。
リカバリーを重ねた方が質感が出ることが多いです。
●比較的簡単な退色感を出した機体の塗装方法2(アメリカ海軍系/航空自衛隊)
タッチアップの跡を追加
機体の塗装が終わったら、「タッチアップの跡」を追加します。
パネルラインの周辺をマスキングゾルでマスキングします。
適当にランダムでOKですが、実機の写真を見ながらやると良いです。
エアブラシの細吹きでも同じような感じが出せると思います。残念ながら私にはそのような技術はありません。
マスキングゾルが乾いたら、周辺部分をスモークグレーや黒、グレーなどで薄く薄く塗装します。
塗装が乾いたらマスキングゾルをはがします。
タッチアップしたっぽい感じになります。
すすっぽい汚れを追加
エアブラシですすっぽい汚れや、オイルっぽい汚れを追加していきます。
実機の写真を参考に、黒系や茶系を薄く薄く塗装していきます。
やりすぎないように薄く塗装していきます。
これだけで結構リアル感が出ます。
機体全体にウォッシング
「タミヤスミ入れ塗料ブラック」で軽くウォッシングをして、機体全体をうっすら汚します。
そのままスミ入れも同時に行っていきます。
ピンポイントの汚れはガンダムマーカーで
排気やオイルなどの汚れ跡にはガンダムマーカーを使っていきます。
いろいろと本格的な方法はありますが、これが一番お手軽で楽チンな感じがします。
ガンダムマーカーで汚れを書いて、ぼかしペンでぼかしていきます。
綿棒などで拭き取りながらぼかしてもOKだと思います。
お手軽に汚れた感じが表現できます。
デカール貼り
DMXデカールを貼っていきます。
さすがカルトグラフ製、薄くて密着しやすいです。
DMXのコーションデカールは機体色に同化して見えなくなるので、コーションデカール類はキット付属のハセガワデカールを使用しています。
ロービジですが、なかなか派手です。
デカールを貼る位置に先にマークセッターを塗って、確実に密着させます。
ですが、なかなか密着せずシルバリングしてしまいます。今回はシルバリング部分にうすめ液を軽く吹きつけてある程度密着させてます。やりすぎるとデカールが溶けるので、あまりおススメできない作戦です。
●きれいな発色と豊富なマーキング!別売りデカールを使って飛行機プラモ製作
小物パーツをつけて完成
翼下の兵装を仕上げて取り付けます。
機体のアンテナやライト類も塗装、接着してようやく完成です。
今回も反省点が多いですが、かっこいいので良しとします。
VFC-12で、もう1機製作しました
実はもう1機製作しました。
VFA-41のデカールが余っていましたので、もったいない感じがしてVFA-41でも製作しようと考えました。
が、デカールがマスキングテープにもってかれてしまい大失敗。
デカールはペーパーがけではがし、VFC-12の別売デカールを購入してグロスブラックで仕上げました。
●ハセガワ 1/48 F/A-18F スーパーホーネット:US NAVY VFC12
ハセガワ 1/48 アメリカ海軍 F/A-18F スーパーホーネット プラモデル PT38
ハセガワ 1/48 アメリカ海軍 F/A-18E スーパーホーネット プラモデル PT39
Hasegawa 1/48 PT3 F/A-18ホーネット 複座 キャノピーマスキング
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