ディスプレイスタンドの受け（サヤ）部分の作り方

スタンドの受け（サヤ）の内径を共通化すると、スタンドが使いまわせます。とても便利です。サヤはプラ板で簡単に作れます。

シンプルにプラ板を切って貼って作ります

ディスプレイスタンドをキットに差し込むための受け（サヤ）部分は、プラ板を加工して作ります。切って貼り付けるだけの簡単工作です。

私は「タミヤ のプラバンセット」を使っています。

数種類かの厚みのプラバンがセットになっています。

ちょっとした加工には、とても使いやすいので、重宝しています。

●ディスプレイスタンドの受け（サヤ）部分の作り方２

サヤの内径はちょっとだけ大きめに、外径は機体に合わせて

サヤの内径は、スタンドの平棒がきちんと入るように計測して作ります。

組み立て時に誤差がでるので、ほんの少し大きめに作ります。

このほうがスタンドの脱着がスムーズです。

イラストでは寸法を記載していますが、使用する平棒に合わせたサイズで作ってください。

サイズがピッタリですと脱着が少しきつめになり、場合によっては余計な力がかかり、キットやサヤの破損につながります。

外径は適当ですがキットのサイズや形状に合わせて、機体内部に収まるように微調整します。

●タミヤ 1/48 F-4BファントムII［製作その1：下準備］

●飛行状態でのディスプレイに必須！使いまわしOKのシンプルなディスプレイスタンド製作

胴体内部への埋め込みは微調整しながら、キットの構造に合わせて

完成したサヤを胴体内部へ固定します。

機体が単発機か双発機かで位置などは変わってきますが、製作するキットに応じて取り付けます。

現物合わせで、適当に・・・。

ディスプレイスタンドがしっかり固定できればOKです。

機体に対してなるべく水平になるように固定したほうが、ディスプレイするときに機体の角度とスタンドの角度が一致してきれいに見えます。

機体の後部に向けてのテーパーのかかり具合によっては水平にできない場合もありますので、臨機応変に対応しましょう。

ディスプレイ時にきれいに見えるように想像しながら、位置を決めて固定していきます。

事前の仮組とすり合わせが、大事になってきます。

仮組状態で実際にスタンドにセットしてみたりして、じっくりと位置決めをしていきます。

サヤを固定して胴体を接着したら、通常の組み立てと同じです。

機体の形状によって、サヤの取付方法が違ってきます

＜F-104スターファイター／F-8クルセイダー／ミラージュ2000など＞
胴体太目の単発ジェット機が最初はやりやすいと思います。

●ハセガワ 1/48 F-8E クルセイダー：U.S.NAVY VF191 CAG

●イタレリ 1/48 ミラージュ2000：フランス空軍 制空迷彩

＜A-4スカイホーク／F-86セイバー／J35ドラケンなど＞
小型の機体は、ジェットノズルの幅が狭くサヤの固定がしにくいです。

場合によってはジェットノズルの加工が必要になります。または、サヤの位置を内部にずらしてノズルの細い部分を避けて固定します。

●ハセガワ 1/48 A-4M スカイホーク：U.S.MARINES VMA311

●ハセガワ 1/48 J35ドラケン：スウェーデン空軍 グレー系迷彩

＜F-5タイガーなど＞
小型の 双発ジェット機も、ジェットノズルの幅が狭くジェットノズルや周辺の加工が必要になります。

●AFVクラブ 1/48 F-5E タイガーII：USAF AGGRESSOR

＜F-4ファントムII／F-15イーグル／F-14トムキャットなど＞
双発の大型ジェット機は、どちらか片方のジェットノズルにスタンドが差し込めるように取り付けます。

●ハセガワ 1/48 F-4N ファントムII：U.S.MARINES VMFA531

●ハセガワ 1/48 F/A-18F スーパーホーネット：US NAVY VX9

＜A-6イントルーダ／EA-6プラウラーなど＞
少し難易度が高めなのは機体最後部にジェットノズルがない機体です。この場合は機体に穴をあけてサヤを固定してスタンドの差込口を作ります。

●レベル 1/48 EA-6A エレクトリックイントルーダー： U.S.MARINES VMCJ2

＜C-5ギャラクシー／SP-5マリーンなど＞
更に難易度が高めなのが大型機です。エンジンが翼の下などについているので、こちらも機体に穴をあけてサヤを固定してスタンドの差込口を作ります。

●ハセガワ 1/72 SP-5B マリーン：フレンチネイビー

●ハセガワ 1/72 P2V-7 ネプチューン：海上自衛隊 初期無塗装

胴体パーツの分割によっても、サヤの取付に工夫が必要な場合があります。

どうしても現物合わせになってしまいますが、臨機応変に工夫していきましょう。

外側からは見えいない部分なので、スタンドが取り付けられればOKです。

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