タラングス 1/48 JA37 VIGGEN:スウェーデン空軍[製作]

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タラングス 1/48 JA37 ビゲン:スウェーデン空軍

●タラングス 1/48 JA37 ビゲン:スウェーデン空軍

タラングス1/48「サーブJA37ビゲン」です。

全面凹モールドで、数種類のバリエーション展開があるようです。

そのため使わないパーツも多く入っています。

カラーの塗装指示書と比較的見やすい説明書が同梱されています。

デカールの発色もきれいだと思います。

富太郎

今風な制空迷彩にするか特徴的な森林迷彩にするか悩むところです。

●プラッツ/イタレリ 1/48 AJS37 RED VIGGEN:スウェーデン空軍[製作]

●プラッツ/イタレリ 1/48 AJS37 レッドビゲン:スウェーデン空軍

軽く仮組をしてパーツの合いを確認

仮組をしてみます。

バリエーション展開されているためか分割が少し細かいです。

パーツ同士の合いはそれほど悪くなさそうです。

富太郎

剥離剤除去のためパーツを洗おうと思いましたが、どうせ前面にペーパーをかけるので省略しました。

飛行機模型スペシャル「ヨーロピアンジェットファイター」を参考に

タイミングよくモデルアート「飛行機模型スペシャル ヨーロピアンジェットファイター」が発売されたので、早速購入して参考にしてみます。

作例のJA37ビゲンは「スペシャルホビーの1/72スケール」ですが、塗装などいいろいろと参考になると思います。

富太郎

森林迷彩塗装で製作したくなりますね。。

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コクピットとパイロットの製作

先にコクピットとパイロットを製作します。

パイロットはキットに付属していないので、ハセガワの別売りパイロットを使います。

パイロットが少し大きいので、足をカットしておしりの再度を削ってシートに合わせます。

コクピットの細かいパーツは失くしてしまいそうなので、先に接着してしまいます。

シートも高くキャノピーが閉じられないので、削って合わせます。

パイロットは筆塗り後に墨入れ塗料ブラックで少し立体感をつけてから、つや消しクリアーをエアブラシで塗装しています。

コクピットはデカールが付属していないので、塗装後にドライブラシをして墨入れ塗料ブラックでウォッシングします。

ボタン類はライトグレーやレッド、イエローで適当に色付けし、レーダーはグリーンで塗装しています。

仕上げに墨入れブラックでウォッシングして、つや消しクリアーを塗装しています。

富太郎

拡大鏡(ヘッドルーペ)があると便利です。

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機体の製作

胴体部分の製作

先にインテーク内部とエンジンをシルバーで塗装します。

組立て後に塗装しずらい箇所は先に塗っておきます。

インテークを接着してから胴体前部を組み立てます。

その後胴体後部を接着します。

ダクトやエアブレーキを接着

胴体に付くダクトやエアブレーキ、アンテナは別パーツになっています。

失くしてしまいそうなので、先に接着してしまいます。

脚カバーを接着

脚カバーを接着します。

接着後に瞬間カラーパテで裏から補強します。

ピッタリは合わないですが、合いは悪くないです。

細かい整形や面一加工などは、後ほどまとめて行います。

●合わなくて当たりまえ、難関の脚カバーの接着を攻略!とにかく接着!

胴体にスタンドの受けを取り付け

胴体内部にプラ板で作った「スタンドの受け」を接着します。

エンジンノズルはピンバイスで穴をあけてから、デザインナイフで成形します。

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主翼上下やインテーク先端、エンジンノズルを接着

主翼下部を接着してから、上部を接着します。

タイヤ格納部分のパーツは主翼の強度確保の為に接着します。

パーツの分割が多いせいでしょうか、隙間や段差がそこそこできます。

ここはパテとペーパーがけで消しますが、その前に浅くなったモールドは深堀りしておきます。

プラが柔らかいので彫りやすいのですが、深く彫りすぎないように注意します。

富太郎

海外のキットのプラ素材は国産キットと比較してプラが柔らかいものが多い気がします。

●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!

残りのパーツを接着して整形

前の翼やキャノピー、機体下面のパーツを接着してから整形作業に移ります。

パーツの合いは悪くはないですが、隙間や段差がそれなりにできます。

パテとペーパーで隙間や段差を極力修正していきます。

ペーパーがけで浅くなったモールドは、深く彫り直します。

整形が終わったら、サーフェイサーを塗装して仕上がりをチェックします。

アンテナとピトー管は真鍮線に変更しておきます。

●細切りマスキングテープを使ってのキャノピーマスキング

機体の塗装

インテークとレドームをマスキング

インテークとレドームは先に塗装してマスキングしておきます。

ビゲンのエンジンノズル部分は特徴的です。

内部に機体色が入り込んでしまうので、こちらもマスキングしておきます。

エンジンノズルは機体塗装後に塗装します。

森林迷彩に塗装

制空迷彩にするか森林迷彩にするかで悩みましたが、マスキングの大変さを承知で森林迷彩に塗装してみます。

富太郎

やはりサーブ37ビゲンというと独特の森林迷彩のイメージが強いです。

説明書には塗装色のことが詳しく書かれていませんでしたので、モデルアート「飛行機模型スペシャル ヨーロピアンジェットファイター」を参考にします。

富太郎

ブラックを忘れていました。ブラックに限りなく近いダークグレーでもいいと思います。

下面の塗装とマスキング

機体下面を先に塗装してマスキングします。

インテークと胴体の接合部分内側はマスキングしにくいので、アバウトにしています。

富太郎

あまり目立たないと思いますが、目立つ場合は塗装後に修正します。

下面はライトグレー系なら何でもいいかと思いまして、MrカラーNo.11ガルグレーにします。

迷彩1色目の塗装とマスキング

森林迷彩1色目の明るいグリーンを塗装します。

モデルアート「飛行機模型スペシャル」を参考にMrカラーNo.27機体内部色を使います。

若干明るすぎると思いましたので、No.309を少し混ぜて機体上面全体に塗装します。

乾燥後にパネルラインを目印に、明るいグリーン部分をマスキングしていきます。

迷彩2色目の塗装とマスキング

森林迷彩2色目の濃いグリーンを塗装します。

こちらもモデルアート「飛行機模型スペシャル」を参考にMrカラーNo.309 FS34079を使います。

塗装が乾燥したら、次のブラックの塗装に備えてマスキングしていきます。

ここまで重ねてマスキングを繰り返していると、小さな誤差も大きくなり迷彩のパターンが崩れてきます。

が、ビゲン特有の森林迷彩らしくなればいいと思っているので、気にせずマスキングしていきます。

迷彩3色目の塗装とマスキング

森林迷彩3色目のブラックを塗装します。

ツヤは後ほど合わせるので、この段階ではツヤありでもツヤなしでもいいと思います。

塗装が乾燥したら4色目に備えて更にマスキングをします。

ここまでくると、マスキングしていない部分が分かりずらくなってきます。

迷彩4色目の塗装

森林迷彩4色目の茶色を塗装します。

こちらもモデルアート「飛行機模型スペシャル」を参考にMrカラーNo.310 FS30219を使います。

マスキングを重ねすぎて、塗装する部分がかなりわかりずらくなってきます。

塗装漏れがないように気を付けながら塗装していきます。

これで森林迷彩の塗装が終わりました。

この後、機体のマスキングをはがして塗装の修正をします。

富太郎

マスキングを重ねすぎて、修正しなければいけない箇所が多数あると思います。

マスキングをはがして塗装の修正

マスキングをはがします。

最終的に迷彩のパターンががなり違ってしまいましたが、ビゲンの森林迷彩の感じは出てると思います。

パッと見はわからないですが、よく見るとマスキング漏れやはみだし、にじみなど修正が必要な個所が機体全体にいっぱいあります。

できるだけ修正していきます。

富太郎

マスキングと同じく地道に塗装の修正をしていきます

細部の塗装と墨入れ

上面の森林迷彩の修正が終わったら、グレーの下面に色味の違うグレーで変化をつけてみます。

その後、翼端灯やエンジンノズルなどの細部を塗装します。

全ての塗装が終わったら、パネルラインに「タミヤ墨入れ塗料ブラック」でスミ入れをしていきます。

乾燥後にはみ出した部分を溶剤を浸した綿棒で拭き取ります。

富太郎

下面の墨入れはブラックではなく、グレーの方が良かったかもしれません。

●間延びして見える単色塗装にフィクションで変化をつける

デカール貼り

墨入れが終わったらデカールを貼ります。

キットのデカールは糊が弱く、クレオスの Mr. マークセッターが必須です。

デカールを貼って気がついた大失敗、森林迷彩の塗装の段差がデカールで浮き出てしまいました。

加えてシルバリングもできてしまいました。

もう修正は不可能なのでこのまま製作していきます。

クリアー塗装と研ぎ出し

ウェザリングを施してリアルに仕上げようとも思いましたが、光沢のあるグロス仕上げにしたいと思います。

光沢クリアーを数回塗装して、研ぎ出しができるクリアー層の厚みを作っていきます。

エアブラシでは時間がかかるので、今回は缶スプレーを使いました。

缶スプレーで3回ほど塗装後に研ぎ出しをしていきます。

キット表面は迷彩塗装やデカールの段差がかなり目立っていますので、4000番のペーパーで水研ぎをして、段差を消していきます。

角の部分は塗装被膜が薄いので、ペーパーが当たって下地が出ないように注意して水研ぎします。

デカールに空気が入ってしまった部分は、デカールを削ってしまわないように注意します。

富太郎

完璧な平滑面を求めすぎると下地がでてくる恐れがあるので、ほどほどでやめておきます。

全体のペーパーがけが終わったら、今度はエアブラシで薄く希釈した光沢クリアーを塗装します。

缶スプレーでクリアー塗装直後に比べるとかなりマシになりました。

2回くらい塗装したら、今度は8000~10000番くらいのペーパーで軽く水研ぎしていきます。

水研ぎ後は「ハセガワのセラミックコンパウンド」できがきます。

8000~10000番での水研ぎで表面はかなりきれいになりますが、セラミックコンパウンドでさらに表面が光ってきます。

仕上げに「ハセガワのコーティングポリマー」を使って完成です。

富太郎

コーティングポリマーはワックスがけのようなイメージです。

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法2

●鏡のようにきれいな光沢仕上げにする研ぎ出し方法

完成

反省点は多いものの何とか完成してひと安心です。

森林迷彩のパターンが少し違ってしまったのは、残念ですがそれらしく仕上がったのでよしとしましょう。

しっかり迷彩塗装をするには、塗装図を1/48スケールに合わせて拡大してからマスキングシートを切り出すか、既製品のカットされたビゲン用のマスキングシートを使うのがいいと思います。

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