クリアー塗装
クリアー塗装で研ぎ出しのためのクリアー層を作っていきます。
一度に厚塗りせずに、塗装と乾燥を繰り返してクリアーの厚みを作っていきます。
今回は訳あって、「クレオスの新しくなった水性ホビーカラー」でクリアー塗装をしていきます。
ラッカー塗料にアレルギー反応がでてしまいました。もしかしたら、有機溶剤系全般ダメかもしれません。困りました。
水性ホビーカラーで最初につまずいたのは、普段使っているラッカー塗料と違い、水性塗料の希釈の感覚がつかめません。
エアブラシでの塗装時のメーカー推奨希釈は(希釈比1:1程度)ですが、少し濃い気がします。
専用のうすめ液が少しべたつく感じがして、どうもしっくりきません。
これはやりながら感覚をつかむしかなさそうです。
水性ホビーカラーはラッカー塗料よりも乾燥に少し時間がかかります。
いつもより乾燥時間を長くして、塗装を繰り返していきます。
4000番でペーパーがけ
ある程度クリアー塗装が終わったら(今回は5回)4000番で軽くデカールの段差をならす感じで全体にペーパーをかけていきます。
ペーパーを水で濡らしながらの水研ぎでならしていきます。
やりすぎて下地を出さないように、またデカールを削らないように要注意です。
でも、やっぱり下地が出たり、デカール削ったりしてしまします。筆でタッチアップしてごまかします。
ペーパーがけの時は、一生懸命になるあまり力が入りすぎてしまうことが多々あります。
作り慣れたハセガワの硬くて厚いプラと違って、タミヤは薄くてやわらかめのプラなので力を入れすぎないように注意です。
特に接着面が少ない部分は注意です。
クリアーは時間をかけてしっかり乾燥させてから作業します。
できれば3~4週間ほど乾燥させた方がいいです。
表面は乾燥していても、中の方が乾燥していないことがよくあります。
完全乾燥させないと、研ぎ出しの時にバッチリ指紋がついてしまいます。完全乾燥までは意外に時間がかかります。
再度クリアー塗装
全体にペーパーをかけたら、再度クリアー塗装していきます。
ラッカー塗装の時は薄めに希釈したクリアーで塗装して仕上げにしてましたが、今回はクリアー層の厚みが少し足りない感じなのでさらに5回ほど塗装しました。
最初のクリアーの希釈が薄かったようです。
水性ホビーカラーのクリアーはラッカー塗料より光沢が出ている感じがします。
乾燥が少し遅いため、塗装直後は表面が少し荒れているようでも塗料がじんわり伸びながら乾燥していきます。
乾燥すると思ったよりきれいな塗装面になります。
8000番~10000番でペーパーがけ
再度のクリアー塗装が終わったら完全乾燥させてからペーパーがけに移ります。
できれば3~4週間ほど乾燥させた方がいいです。
下地を出さないように気を付けながら、8000番~10000番でペーパーをかけていきます。
ペーパーを水で濡らしながらの水研ぎですすめていきます。
塗装面が荒れているようなら、部分的に4000番をかけた後に8000番をかけます。
翼端や突起部分はペーパーをかけないように注意します。
あせらずゆっくりペーパーをかけていきます。
10000番までペーパーをかけると表面に光沢が出てきます。
同時に塗装の粗やデカールのシルバリング、塗装時に巻き込まれたホコリも目立ってきます。
墨入れの拭き取り忘れも出てきました。
4000番でのペーパーがけ時もそうですが、力を入れすぎないように注意します。
特にプラが薄めで柔らかい場合は、接着面がはがれたり割れたりします。
下地が出ないように磨きすぎも要注意です。
セラミックコンパウンドで磨き
8000番~10000番でのペーパーがけが終わったら、「ハセガワセラミックコンパウンド」で磨いていきます。
コンパウンドは少量ずつとって磨いていきます。
一度に多量にコンパウンドをとって磨くと、モールドや隅に入り込んで取りずらくなります。
磨き終わったら最後にカラ拭きしてコンパウンドのカスを完全に拭き取ります。
一度に広い面積を磨こうとしないで、少しずつ磨いた方がコンパウンドのカスが残りずらいです。
コーティングポリマーで磨き
セラミックコンパウンドでの磨きが終わったら「ハセガワコーティングポリマー」でワックスがけです。
細かい部分は綿棒を使って磨きます。
これで研ぎ出しは完了です。
タンクやパイロン、小物パーツの接着
タンクやパイロン、アンテナなどのパーツを接着します。
きれいになった機体表面を汚さないように気を付けて接着します。
アンテナなどのごく小パーツにはあらかじめクリアー塗装を施しておきます。
アンテナなどのごく小パーツは磨けないので、クリアー吹きっぱなしです。
●ハセガワ 1/48 F-4N ファントムII:U.S.MARINES VMFA531
●ハセガワ 1/48 F-4J ファントムII:U.S.MARINES VMFA312
完成
これでやっと完成です。
タミヤの新金型キットだったのでかなり気合を入れて作りましたが、いつもより失敗が多かったような気がします。
私のような作り方をする場合は、ハセガワのキットの方が向いているかもしれません。
面倒スジ彫りしなくてもいいのはとっても嬉しいでが、ハセガワの硬くて厚めのプラのほうがいいのかもしれません。
タミヤのキットはパーツの合いがとてもよく、段差埋めやハードなペーパーがけをすることもなく、とても作りやすいです。
かなりオススメです。
タミヤのファントムは、もう何機か作りたいです。マーキング違いで数機並べてみたいですね。
●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その1:下準備]
●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その2:コクピットとパイロット]
●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その3:機体の製作]
●タミヤ 1/48 F-4BファントムII[製作その4:塗装とデカール]
●タミヤ 1/48 F-4B ファントムII:US NAVY VF111
●飛行機プラモをピッカピッカの光沢仕上げに!デスクトップモデル仕様にしてみませんか
●ハセガワ 1/48 F-4B/N ファントムII:USMC VMFA-531 CAG[製作]
タミヤ 1/48 航空機シリーズ No.121 マクダネル・ダグラス F-4B ファントムII プラモデル 61121
アカデミー 1/48 アメリカ海兵隊 F-4B/N ファントムII VMFA-531 グレイゴースト プラモデル 12315
アカデミー 1/48 F-4B VF-111 サンダウナーズ MCP AM12232 プラモデル
アカデミー 1/48 USAF F-4C ベトナム戦争 AM12294 プラモデル
ハセガワ 1/48 日本航空自衛隊 戦闘機 F-4EJ改 スーパーファントム /ワンピースキャノピー プラモデル PT7
ハセガワ 1/48 アメリカ海軍 F-4J ファントムII w/ワンピースキャノピー プラモデル PT6
アカデミー 1/48 F-4J “VF-84 ジョリー・ロジャース” プラモデル
アカデミー 1/48 アメリカ海軍 F-4J ファントムII VF-102 ダイヤモンドバックス プラモデル 12323
ファインモールド 1/72 航空機シリーズ アメリカ海軍 F-4J 戦闘機 ミッドウェイ 1978 限定版 プラモデル 72743 成型色
ファインモールド 1/72 航空機シリーズ アメリカ空軍 F-4C 戦闘機 ウルフパック 1967 限定版 プラモデル 72846 成型色
ファインモールド 1/72 航空機シリーズ 航空自衛隊 F-4EJ 戦技競技会 ’82(306th SQ) プラモデル 72737
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