ハセガワ 1/48 F-86F-40 セイバー: 航空自衛隊
ハセガワの1/48のF-86Fセイバー航空自衛隊仕様です。
パーツ数も少なめで作りやすそうです。
部隊のデカールが豊富にセットされていて、とてもうれしいです。
飛行状態に加工してデスクトップモデル風にします。
ひと昔前の機体は味があってかっこいいですね。
●ハセガワ 1/48 F-86F-40 セイバー: 航空自衛隊 4thWing 5thSQ
組立て前の下準備
仮組でパーツの合いをチェック、スタンドが取付可能か確認
まずは仮組してみました。
合いもそこそこ良く、プロポーションも良いと思います。
ジェットノズルの直径が小さいですが、何とかスタンドを差し込めそうです。
浅くなったモールドを深く彫り直し
凹モールドですが、部分的に浅くなっていましたので、スジボリをして少し深くします。
カルコを使ってスジボリし、全体にペーパーをかけてならします。
はみ出した部分はパテで埋めて修正します。
●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!
脚カバーとエアブレーキを閉じて飛行状態に加工
飛行状態にするので、脚カバーもエアブレーキも閉じて接着します。
合いが良いので、あまり苦労することなく閉じることができました。
脚収納部分とエアブレーキの内部はニッパーなどで切り取り、瞬間接着剤で裏から固めて強度を増します。
●合わなくて当たりまえ、難関の脚カバーの接着を攻略!とにかく接着!
スタンドの受け(サヤ)を胴体内部にセット
機体内部にスタンドの受けとなるサヤ部分をセットします。
F-86は内部にインテークパーツがあります。
サヤが干渉しないように仮組しながらセットします。
特に寸法などは測らずに、現物合わせで位置決めしていきます。
組立て・製作
エアインテークの組み立て
エアインテーク内部の押しピン後を消しておきます。
組み立てると内部は見えないと思いますが、一応処理しておきます。
ひけもあるのでペーパーをかけてならします。
エアインテークの上にコクピットを固定するので、先に組み立てます。
接着時に合わせ目ができるので、完成後に見えそうな先端部分だけパテ埋めして処理しておきます。
その後シルバーで内部を塗装します。
奥の方は見えなくなるので、塗装できなくても気にしません。
コクピットの製作と塗装
コクピットパーツをグレーで塗装します。
サイドコンソール部分は軽くマスキングしてつや消しブラックで塗装。
完成するとあまり見えないので適当にそれらしくで。
ボタン類の塗り分けは「ポスカ」で、チョンチョンと色をのせています。
メインパネルはデカールを貼って完了です。
計器盤のモールドにデカールを馴染ませるのが苦手なので、モールドは削り落としています。
コクピット全体にシルバーで軽くドライブラシをしてコクピットは完了です。
パイロットの製作と塗装
このキットにはうれしいことにパイロットが付属しています。
ヘルメットもバイザーカバーの付いたタイプと、昔のカバー無しのタイプとの選択式です。
頭部はホワイトで、胴体は昔のフライトスーツカラーのオレンジを筆塗りで塗装します。
ほかの細かい部分も筆塗りで塗装します。
筆はタミヤさんのちょっとだけいいヤツを使っています。
塗装が終わったら、軽くウオッシングで凹凸を少し強調します。
乾燥後に、つや消しクリアーを吹いて全体のつやを落ち着かせます。
バイザーを再度つやありブラックで塗ります。
パイロットをコクピットに乗せて、マスキングテープでシートベルトを作ります。
●飛行状態での製作はコクピットにパイロットを搭乗させましょう!
胴体と主翼を接着
エアインテークパーツにコクピットを乗せて胴体と主翼を接着します。
胴体パーツも主翼パーツも、若干ゆがんでいるので少し隙間ができてしまいました。
パテで埋めて処理します。
主翼と胴体は若干大きめの隙間ができてしまいましたので、プラ板でふさぎました。
塗装・デカール・研ぎ出し
サフ吹きと塗装前の下地処理
接着部分にできた段差や隙間に入れたパテにペーパーをかけて、表面をならしていきます。
その後サーフェイサーを吹いて、段差や傷のチェックをします。
まだ残っているキズは、再度パテ埋めとペーパーがけでならしていきます。
表面の傷がなくなり、滑らかになるまでこの作業を繰り返します。
かなりの小傷がついています。
パネルラインごとに下地塗装
機体全体に銀塗装をする前に、下地塗装であらかじめパネルに変化をつけておきます。
銀塗装は下地の色に影響されるので、先に下地塗装で変化をつけておくと楽です。
●比較的お手軽、ちょっとだけそれっぽい銀塗装(シルバー塗装)
機体全体に銀塗装
機体全体に銀塗装します。薄めに数回に分けて塗装していきます。
全体にメリハリが出ましたが、機銃のカバーやジェットノズル部分はもう少し変化が欲しいので薄くスモークグレーを上から塗装しました。
他は翼端灯などの細部を筆塗りして機体の塗装は完了です。
スミ入れとデカール貼り
タミヤスミ入れ塗料ブラックで全体にスミ入れをしてからデカールを貼ります。
部隊マーキングは豊富に用意されていて選び放題です。
キットの箱絵の第3飛行隊がおすすめです。
ドロップタンクのシャークティースがかっこいいですが、今回は第5飛行隊をチョイスします。
思いのほかコーションマークが多いので、間違わないように根気よく貼っていきます。
結局間違えましたが・・・。
コーションマークの間違いより、機体番号を間違えたのは痛いです。
機体後部下面の黒ラインは非常に貼りにくいので、塗装で仕上げた方がいいかもしれません。
後は乾燥を待ってからクリアー塗装です。
クリアー塗装と研ぎ出し
クリアー塗装して研ぎ出しをします。
クリアーは缶スプレーを1缶吹きました。
十分に乾燥してから、ペーパーで水研ぎします。
1000番でペーパーがけしてから、タミヤのコンパウンドで磨きます。
●飛行機プラモをピッカピッカの光沢仕上げに!デスクトップモデル仕様にしてみませんか
完成
小物パーツをつけて完成
最後に尾翼やタンク、小さいパーツをつけて完成です。
ん~、いいですね。シルバーの機体は個人的に好きです。
少し残念なのは研ぎ出ししても、あまりピカピカに見えないことですね。
シルバー系の塗装はクリアーを上から塗ると、ギラギラ感が落ちてしまいます。
完成直前で発見した残念な失敗
完成直前で発見した残念な失敗2点です。
●パテをもった部分が今更ひけてきました
原因は、機体内部にスタンドの受け「サヤ」を接着する際に、接着剤をつけすぎたことですね。
裏から徐々にプラが溶けてきていると思われます。
●キャノピー内部に塗装の吹込みを発見!
キャノピー接着時にちょっとだけ隙間があったようです。
修正する元気もないので、今回はこのまま完成とします。
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