ハセガワ 1/48 F-104G:NASA(シルバーVer)

ハセガワ 1/48 F-104GスターファイターのNASAバージョンです。
マルヨンはマーキングが豊富で、デカール替えでいくらでも作れてしまいそうな機体です。
うっかりすると積みプラがマルヨンだらけになります。
水性塗料のファレホで塗装していきますが、水性塗料のシルバーがどんな感じなのかを確かめながら製作していきたいと思います。
キット自体はお手頃価格でパーツ数も少なく、作りやすいと思います。

NASAの他に空自のF-104Jと複座のTF-104Gも、シルバーの色味を変えていっしょに製作していきたいと思います。


仮組してみます
仮組してみます、合いは悪くないです。
全体的なパーツ数も少なく、組み立てやすそうです。
垂直尾翼裏には押しピン痕のバリが盛り上がっているので、ペーパーをかけて均しておきます。






エアブレーキと脚カバーを先に閉じておきます
エアブレーキと脚カバーは胴体接着前に閉じておきます。
エアブレーキは機体側のモールドをくり抜いて、裏から瞬間カラーパテで補強しておきます。
主脚部分は内部パーツは付けずに、機体補強に役立つパーツだけ取り付けて、脚カバーを閉じます。
脚カバーも裏から瞬間カラーパテで補強しておきます。












●ハセガワ 1/32 F-104G スターファイター:スペイン空軍


スタンドの受けをスタンバイしておきます
飛行状態で製作するので、先にスタンドの受けをスタンバイしておきます。
プラ板で組み立ててから、胴体に仮組して合わせます。
シングルエンジンのマルヨンはセッティングしやすいです。




パイロットとコクピットの製作
コクピットはパーツが少ないのですぐ組めます。
計器盤はデカールなので貼り付けて終わりです。



マークソフターを塗ってそのまま放置すれば、計器盤のモールドにほぼ馴染みます。
パイロットは付属していないので、ハセガワの別売パイロットを使っています。


●飛行状態での製作はコクピットにパイロットを搭乗させましょう!


●貼るだけ簡単、リアルなインパネが完成!3Dプリンター計器盤


機体の製作
タンクの製作
主翼に取り付けるタンクを組み立てます。
意外に合いが悪いですが、パテで修正します。
消えたモールドは一部だけ彫り直し、細かいモールドの再生は面倒なので中途半端に残ったモールドは消してしまいます。


動翼の押しピン痕をパテ埋めします
動翼に目立つ押しピン痕があるので、パテで埋めてしまいます。
目立たない部分の押しピン痕はそのまま放置で、組み立てます。


胴体の接着
胴体を接着します。
コクピット部分とエンジンノズル付近は予め塗装しておきます。
スタンドの受け部分はがっちり接着します。




スタンドの受けを入れたり、脚カバーを閉じたりしたので微妙に合わなくなってしまいました。
できた隙間は後ほど埋めて修正します。
接着剤痕なども後ほど修正します、とりあえずはがっちり接着を優先で組んでいきます。








パテ盛りとペーパーがけ
胴体下面がちょっとガタガタなので、ポリエステルパテを盛ってペーパーで均します。
モールドも消えてしまうので、後で再生しないといけません。
全体のモールドも浅くなっているので、少し深くした方がいいかもしれません。



普通に脚を出して駐機状態で作れば、この工程はきっとしなくて済みます。




●合わなくて当たりまえ、難関の脚カバーの接着を攻略!とにかく接着!


400番のペーパーで均していきます。
同時に浅くなったモールドを深くしていきます。
マルヨンのパネルラインは思ったより複雑で、深くするだけでも一苦労です。
削りカスは面倒ですが、頑張って取っていきます。
水をつけて硬めの歯ブラシでこすると良く取れます。
なかなか取れない部分はカルコで取ります。










●凸モールドをスジ彫り加工!パネルラインをくっきりさせて、よりカッコ良く!


サーフェイサーでキズの確認
全体を均せたらサーフェイサーを吹いてキズの確認をします。
水性ホビーカラーのサーフェイサーを使いました。
見つけたキズは再度ラッカーパテや溶きパテで埋めて、ペーパーで均します。
400番のペーパーで均してから、600番~800番くらいで表面を滑らかにします。
その後サーフェイサーを吹いてキズのチェックをします。
機体表面のキズや段差がなくなるまでこの作業を繰り返しますが、適当なところでやめておきます。
















主翼とインテークを接着
胴体の工作に目途が付いたら主翼を接着します。
飛行状態のデスクトップ仕様にするので、動翼は特に動かさずにノーマル位置です。
胴体との隙間は溶きパテで埋めます。
インテーク内部は予め塗装しておきます。
本来はブラックとシルバーの塗り分けですが、内部はあまり見えないので全部ブラックで塗装します。
絶対に合わないインテークパーツの段差と隙間はパテとペーパーで対応します。
消えたモールドは頑張って再生します。



インテークに先に塗ったブラックは見事に剥がれました。再塗装します。










機体の塗装
塗装前の準備
塗装前の準備で先に塗装したインテークとコクピットは、予めマスキングしておきます。
キャノピーのマスキングは別売りのマスキングシートを使います。
楽で速くてきれいなマスキングができ、おすすめです。




プライマーで下塗り
ファレホのプライマー(グレー)で下塗りします。
少しキズが残っていますが、完璧を目指すといつまでたっても完成しないので先にすすめます。
閉じた脚カバーや整形したインテーク接合部分も、何とか見られる状態までもってこれたので良しとします。






先に主翼を塗装します
胴体はシルバーですが主翼は正面ホワイト、下面はライトグレーっぽい色なので、先に塗装してマスキングします。
レドームもほぼライトグレーっぽい色なので、こちらも塗装してマスキングしておきます。




胴体にシルバーを塗装
先に塗装した主翼をマスキングして、機体のシルバーを塗装します。
下地のグレーのプライマーの上から、モデルエアーのシルバーで塗装します。



胴体はブラックのプライマーで塗装しようかとも思いましたが、早くシルバーの感じを見たかったので。
同時に製作中の「空自F-104Jはアルミニュウム」で、と「複座のTF-104Gはスチール」で塗装しましたが、色の違いがほとんどわかりませんです。
後はシルバーの色味をちょっとずつ変えて、パネルごとに塗装していきます。
と、その前にオレンジ部分を先に塗っていきます。








垂直尾翼と翼端をオレンジに塗装
垂直尾翼と翼端にオレンジを塗装します。
オレンジはイエローとレッドを混色して作りました。
オレンジの発色が心配でしたので、下塗りでホワイトを先に塗装しておきます。




翼端のオレンジの塗り分けラインは、はもう少し外側でした。
「NASA」のデカールが翼端のラインに重なってしまうかもしれないです。




しっかりマスキングしたつもりでしたが、少し失敗もありました。



後ほど修正塗装するか、コーション系のデカールを貼ってごまかします。
シルバーの塗り分け
ここからシルバー部分をパネルごとに塗り分けて変化をつけ、何となくそれっぽい仕上がりを目指していきます。
F-104定番の胴体後部の黒っぽい部分以外は、適当にシルバーの色味を変えて適当に塗装しています。
全体のバランスを見ながら、チマチマとマスキングと塗装を繰り返していきます。



シルバーにガンメタやブラスを適度に混ぜながら、シルバーの色味に変化をつけていきます。








シルバー以外の塗装
主翼とオレンジ部分を先に塗装したので、機体シルバー以外の塗装はあまりありません。
アンチグレアーや一部のグレーやサンドイエローの部分くらいです。
キャノピーはシルバー以外の塗り分けがあります。




灯火類の塗装
マルヨンは翼端灯以外にもライト部分の塗装が多いです。
丸型のライトが多いので、マスキングテープをポンチでくり抜いてマスキングします。
ファレホのモデルエアーにはクリアー塗料がないので、水性ホビーカーを使っています。




やっと塗装が終わりました
やっと機体の塗装が終わりました。
シルバーの塗り分けはかなり面倒な作業ですが、シルバー一色よりも見栄えがします。



大いなる自己満足ですが…。
コクピットにパイロットを乗せて、キャノピーを閉じます。
塗装面保護の為に水性ホビーカラーのクリアーで、全体に軽くコートしておきます。




スミ入れとデカール
タミヤのスミ入れ塗料ブラックでスミ入れします。
リベット部分はちょっと面倒だったので、スミ入れをしていません。
主翼上面はダークグレイでスミ入れしています。
デカールは一部バラバラになってしまい、貼るのにひと苦労です。
何とか体裁を整えましたが、残念な仕上がりになってしまいました。



NASAっぽくはないですが、別売りのデカールを貼ってごまかしました。
前回製作のファントム同様マークセッターを使うと、水性ホビーカラーのクリアーが剥がれてしまいます。






研ぎ出し
クリアーの塗装
水性ホビーカラーの光沢クリアーで塗装していきます。
あまり厚塗りになると乾燥に時間がかかりますので、なるべく薄く塗装していきます。
1回塗装するごとに乾燥させてすすめていきます。
ラッカー塗料と違いデカールが侵されることはないですが、シルバリングしているとかなり目立ってしまします。




水研ぎとコンパウンドがけ
クリアーを8回ほど吹いて終わりにします。
続いてペーパーで水研ぎしていきます。
4000番→6000番→8000番→10000番とペーパーをかけていきます。
下地が出ないように注意しながら研いでいきます。



でも毎回削りすぎてどこかの下地が露出してしまいます。
10000番のペーパーまで水研ぎが終わったら、セラミックコンパウンドで磨きます。
その後コーティングポリマーを塗布して研ぎ出しは完了です。














完成です
タンクと水平尾翼も同じように磨いて接着します。
アレスティングフックなども取り付けてまずは完成です。
ピトー管は折ってしまったので、後で真鍮線を差し込んでごまかします。
いろいろと反省点の多い完成品になってしまいました。



シルバー塗装の機体は難しいですね。






●比較的お手軽、ちょっとだけそれっぽい銀塗装2(シルバー塗装)


ハセガワ 1/48 アメリカ空軍 F-104C スターファイター プラモデル PT19
ハセガワ(Hasegawa) 1/48 航空自衛隊 F-104スターファイター(J型) 1980年戦技競技会 202SQ 洋上迷彩 プラモデル 07508
ハセガワ(Hasegawa) 1/48 アメリカ アクロバットチーム CF-104D スターファイター スターファイターズ プラモデル 07544 (飛行機)
ハセガワ クリエイターワークスシリーズ エリア88 F-104 スターファイター (G型) セイレーン・バルナック 1/48スケール プラモデル 64774
プラッツ 1/48 航空自衛隊 F-104J スターファイター「栄光」 1984 第204飛行隊創設20周年記念塗装機 プラモデル AE-44 (飛行機)
プラッツ 1/48 航空自衛隊 F-104J スターファイター「栄光」 戦競 1980 第205飛行隊 プラモデル AE-41 (飛行機)
キネティック 1/48 ドイツ空軍 TF−104G/F-104G スターファイター 2 in 1 プラモデル KNE48089
キネティック 1/48 航空自衛隊 F-104J スターファイター プラモデル KNE48080
長谷川工業(Hasegawa) ハセガワ 1/72 イタリア空軍 F-104S/F-104G スターファイター プラモデル D17
タミヤ イタレリ 1223 1/72 F-104スターファイター プラモデル
スポンサーリンク
●Amazon
●タミヤ